
「パタリロの娘」は立派な腐女子に育ち…!
少女漫画の金字塔『パタリロ!
』の作者、魔夜峰央のもとで、娘の山田マリエは少年愛や美少年を見て育ち、「愛」に性別は関係ないと幼き頃から学んできました。
そんな「英才教育」のおかげで、ガチムチも大好物の立派な腐女子に育った山田マリエが描く、赤裸々なBL趣味と家族の物語です。
家族全員がバレエダンサーでもある魔夜家。
ユニークな人々も沢山集まります。
でも一方で、フツ―の家族として、いい時もよくない時も乗り越えてきました。
さまざまな思い出や、『跳んで埼玉』の大ヒット以降も淡々としている父など「娘視点」で描いています。
人気のBLゲーム『ラッキードッグ1』の舞台に出演した俳優にインタビューして描いた漫画など、この単行本しか読めない新作エピソードや描き下ろしの扉イラストなど多数収録。
また、有名漫画家による初単行本へのお祝いメッセージも収録しています。


コメント
どこからこうなったのか、どう形成されたのか、という
非常に分かりやすい(?)内容でした。
そして運命の友人登場w
恐ろしいほどいい環境なのです。
しかし、読んでて一番怖かったのは
父のアシスタント。
それは、やってもいい事なのですか??
いや、駄目だろうけれども。
大御所マンガ家の娘という家柄を除けば、ただの女オタクです
太い実家の関東オタクが伸び伸びとしている様子が伺えました
親のツテでバレエ講師をしつつ、親のコネでコミックエッセイを出版する、貴族的な暮らしがすごかったです
魔夜峰央に直接「ゲイなのか」と尋ねたりしていますが、仮に同性愛者だとして実子に伝えるわけがないと思いました
墓場で持っていくようなことを聞いても、家族を安心させるような回答しかえられないでしょう
家柄がなければ出版社も取り合わないようなエッセイで、編集者からも「魔夜峰央のことを書いて」と言われていたそうです
裕福な女オタクの自分語りはボツされていたそうで、結局その札を切るしかなかったんだろうなと思いました
巻末の寄稿イラストが、魔夜峰央のコネの偉大さが如何様なものかを物語っていて圧巻でした
実績のあるマンガ家のかたがの世辞に感動しました
ここまで下駄を履かせた新人女マンガ家がいたでしょうか
血統を公表して夢を追うことが、ここまで周囲を巻き込んでしまうとはと驚きました
ラストにエッセイを語ること自体に葛藤している様子が1ページだけありましたが、そこに2世マンガ家の人生が凝縮されていておもしろかったです
それを言語化できず流したラストに、彼女の本質が表れていました