
▼小羊のレストラン(PART1〜2)▼小羊の未来予想図(PART1〜2)▼小羊の約束(PART1〜5)●主な登場人物/畑中耕作(減量もトレーニングも苦手な欠陥ボクサー)、シスターアンジェラ(名前は麻利絵。
シスター見習い。
耕作のあこがれの人)●あらすじ/1か月後に10kg減量しなくちゃいけないのに、買い食いばかりしている耕作。
ランニング中に私服姿のアンジェラを見かけて声をかけると、彼女は病気の父の見舞いに行くところだと答える。
その直後、運転手付きのベンツに乗ってアンジェラの叔母が出迎えに現れ、アンジェラは車に乗って去ってしまうが、叔母が「麻利絵ちゃん」と呼んでいたのを聞き逃す耕作ではなかった…(小羊のレストラン)。
●本巻の特徴/10勝(すべてKO)6敗(すべて無惨なKO)というビミョーな戦績をひっさげて、ついに迎えたタイトルマッチ!
その相手はなんとイケメンホスト!
耕作の恋と減量は成功するのか? 迷える小羊たちの最終章、ついに完結!


コメント
最後もきれいにまとまったし。
ちと最終巻が出るまで時間がかかりすぎたのが気になりましたが…
長いブランクでした。
4巻目。
これで、完結です。
しかし、これ以外ないというぐらいオーソドックスなストーリー展開と結論でした。
嫌いじゃないけど。
でも、わたしは、もっとシスターサイドのお話がかかれるのだとばかり思っていましたが、それはナシでした。
例えば、「めぞん一刻」の響子さんは未亡人でした。
これは、最初、神秘的なところミステリアスなところを出すためでした。
麻利絵ちゃんがシスターなのも、高橋留美子にとっては同じような記号だったのだと思います。
なんで、麻利絵ちゃんが、シスターになろうとしていたのかとか、そういう話がだんだん明らかになって……という展開を期待していたのですが、そういう話はなかったですねぇ。
これは、中編連作という連載の形式にも問題があったのかもしれませんが、このシスターというギミックが、高橋留美子にとって、けっこう思ったよりも扱いづらかったのではないかとも思います。
シスター、動かしずらそうです。
畑中のストーリーになかなか入ってこないような感じです。
その部分で、充分、動ききらなかった部分があるなぁと思います。
でも、この設定、雰囲気は、とても好きです。
3巻出て10年後に完結編の4巻が出るというのも、多分、みんなに愛されている証拠です。
まあ、なんていうか、きちんとまとまりました、て感じ。
そのわりに自分の中の盛り上がりがイマイチなのは、やっぱり時間がかかりすぎたせいでしょうか。
しかしながら「個性的で魅力的な登場人物」を描く才能は未だ健在。
なかなか楽しめる1作。
最後もきれいにまとまったし。
ちと最終巻が出るまで時間がかかりすぎたのが気になりましたが…