
しのびよる悲劇の予兆......。
少年たちの無邪気な青春の日々を描く、傑作『ライチ☆光クラブ』の前日譚!
世界征服という野望に囚われたゼラ。
ジャイボの囁きによって、無邪気な少年たちの遊び場だった「ひかりクラブ」はマシン開発のための秘密基地となる。
リーダーの座を追われたタミヤの目に再び光が宿るとき、悲劇の幕が上がる――。
映画化 原作漫画
しのびよる悲劇の予兆......。
少年たちの無邪気な青春の日々を描く、傑作『ライチ☆光クラブ』の前日譚!
世界征服という野望に囚われたゼラ。
ジャイボの囁きによって、無邪気な少年たちの遊び場だった「ひかりクラブ」はマシン開発のための秘密基地となる。
リーダーの座を追われたタミヤの目に再び光が宿るとき、悲劇の幕が上がる――。
コメント
自分の想いを伝えることが下手で、なまじ頭がよかったばかりに、やりきれない思いをロボットの開発に向けてしまった
ニコはきっと誰よりも友達が欲しかった・認められたかった
そこに、吸引力の強いゼラが現れてしまった
雷蔵は1番純粋で、1番「キレイな子供の心」を持っていたんじゃないのかな
「大人は汚い」なんて発想にも至らないくらいの
カネダを見てると、こいつは私だなあ、とか思ってしまう
デンタクは、ゼラとは対照的に「健全な育ち方」をした天才少年かなあ
でも、自分の頭脳がロボットという目に見える形で現されて行くのに酔ってしまったのかもしれない
ダフは健全な思春期の男の子代表で(笑)
タミヤのパチンコを受けるときの澄み切りすぎた瞳がとても印象的
それ程、3人の友情が深かったのだろう
タミヤは人を好意的に捉えるのが得意なんだろう
その彼の長所が、ゼラによる光クラブの乗っ取りを招いてしまったのかな
ヤコブも雷蔵も、完全に巻き込まれた形
ヤコブみたいな明るい子は、光クラブに入っていなかったらどんなに楽しい学生生活をおくれたんだろう
で、ジャイボは何?ってなる
ひょっとしたら、ジャイボにも不幸な背景があるのかもしれない
(親の愛情を受けてないとか)
しかしそれが語られないから、また不気味な彼の魅力が引き立つのかもしれない
(サイコめいたものも感じてしまうけれど)
下を読み切ると、上の冒頭が何であったのかがわかる
海岸での幸せな様子から一転し、タミヤがダフを手にかけようとしているところへつながると、まさに
「どうしてこんなことになっちまったんだ」
嫌悪感を覚えながらも少年たちの行動を否定できないのは、自分にもその気持ちがわかってしまうから・実際に通ってきた(通っている)過程だから
思春期の子供たちの危うさが凝縮された作品だと、改めて思う
「ぼくらの☆ひかりクラブ(上)」の続き
彼らに刻々と近づく、破滅。
引き金を引いたのは、誰なのか。
それぞれが気持ちが交差して、
美しくて儚い、残酷な物語は始まりを告げる。
と同時に、なくても良かったかなぁ…という気も。
アングラ感や不条理感、硬質な世界観が薄れて、ぐっと人間臭い物語になってしまったと思います。
そもそもタミヤが人間臭いからこうなるんだろうけど。
(前日譚ですが、『ライチ☆光クラブ』を読んでからがオススメです)
こちらも小学生篇同様、タミヤ視点でストーリーが進行していきます
・ニコが片目になった理由
・タミヤの心境の変化
・ゼラの過去
・そしてひかりクラブ初期メンバーの絆
小学生篇同様、本編では語られなかった疑問・背景がとても丁寧に、わかりやすく描かれています。
(小学生篇よりもややグロテスク・エロチックな描写が増えます)
本編に近くなってくるのと同時にじわじわと忍び寄ってくる崩壊への予兆は小学生篇より辛いものがありましたが、そのぶん納得できることもたくさんありました。
特にニコが片目になった理由は知れてよかったです(本編では理由こそ語られていたものの、あくまでもさらっとしか描かれていなかったので…)
あまり登場人物に関しての感想は言わない様にしているのですが、本編、そして小学生篇中学生篇と共通して愛しいのはニコだなあと。
もちろんそれぞれの登場人物みんな魅力的なのですが、ニコはゼラやタミヤ、そしてジャイボなどのメインキャラクターとはまた違った味や役割があり、ニコならずしてこのストーリーは成り立たないとすら思いました
本編のストーリーの結末を知っているからこそ、ラストの”続劇”の二文字は何とも言えない気持ちになります。
本編→前日譚→本編と、何度も繰り返して読んでしまう作品です
(本編は80年代の演劇を元に古屋先生がアレンジを加えて発表された作品でしたが、こちらは(小学生篇も含めて)完全に古屋先生の創作だそうです。
古屋先生はあとがきに「蛇足なのでは~」と書かれていましたが、漫画から入った身としてはとても楽しく読めました。
そして何よりも、古屋先生が愛情を持って描かれているのがとても伝わる作品なので、漫画のライチファンとしては読んで損はない一冊だと思います)