うみべの女の子

少女の想いは涙に染まり 少年の希いは胸を焦がす――浅野いにおが紡ぐ、青春の断章。
ついに完結!
海辺の町に暮らす平凡な中学生・小梅と、内向的な同級生・磯辺。
幾度も身体を重ねるうちに、小梅は次第に磯辺への想いを募らせる。
しかし、磯辺は泣きすがる小梅を突き放し、心を閉ざす――。
二人の心はすれ違ったまま、今、季節は夏を迎える。

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コメント

  1. user より:
    うみべの女の子 2 (F×コミックス)

    傷つくことに臆病で、強がって自分すらも
    見失ってしまう時期のことをゆっくりと解体して
    見せられた全編に圧巻だった。

    心だけでも、体だけでも不完全で
    どんなに体を重ねても、すり抜けていくような
    充足しない気持ちの真意がなんなのか、
    小梅への答えを最後のシーンに込めたところが
    すごく素敵だった。

    磯辺も幸せになってくれるといいなぁ。

  2. user より:
    うみべの女の子 2 (F×コミックス)

    完結。
    浅野いにお史上、最もエロ描写が多いので(あんなプレイとか高校生がするんだろうか…)人に勧められるかといったらそうではないけれど、10代後半ならではのもどかしさが凝縮されていて目眩がした。
    濃度が高すぎる。
    モノローグがあまりなく、絵で語る部分が多いので読み手によって感想は結構異なるのではないでしょうか。
    終わり方がびっくりするくらい爽やかだったので、ちょっと拍子抜け。
    4巻くらいまで続くのかと思ったけど、これはこれでちょうどいいような気もした。
    小梅ちゃん、最後までキスさせなかったね。
  3. user より:
    うみべの女の子 2 (F×コミックス)

    エロい描写が多いなぁ。

    でも切なさやなんともいえない感情も。

    2013.6.1読了

  4. user より:
    うみべの女の子 2 (F×コミックス)

    不可視で未知な葛藤を抱擁したまま、刹那的な快楽の終までの距離を測れないことは分かっているのに、それでしか得られない物があまりに大きすぎた。
    哀憐の重圧は暖かかったのに、記憶が美化されずに生きたために存在が兄の思念体になってしまった。

    諭しておきながら己を赦してやれなかったのは、それの重要性を一番よく知っていたからだ。
    悔やみ続けているからだ。
    そして愛があったから、なるべく傷付かないように傷付けられた。
    許してやれた。
    振り返らなかった。
    際限なく共に過ごせなくても、記憶と心根は不変であると分かっていたからだ。

    不可視で未知な葛藤を抱擁したまま、刹那的な快楽の終までの距離を測れないことは分かっているのに、それでしか得られない物があまりに大きすぎた。
    手軽に欲求を消化出来る身体が便利なことは理解が易かったが、満たされることが無かった。
    解が分かるのに、分からない振りをしていた。

    愛より前に愛しさを手に入れるべきだった。
    シーグラスのような些細な愛しさを集めてできたのが愛だって、失ってからじゃ気付くのが遅すぎた。
    探しても見つからない愛しさ、所々の仕草の愛しさ、強い言葉と信念への愛しさ。

    その起源を知ろうともしなかった己の愚鈍さが、好きだったあなたを殺してしまった。

  5. user より:
    うみべの女の子 2 (F×コミックス)

    カラダとココロはやっぱり分けられないから、舐めてかかると自分に返ってくるんだなと。
    磯辺と佐藤、痛々しいなぁ…でも結局佐藤は「今日のことなんてしれっと忘れて、それなりの男を普通に好きになってまるで初めてみたい」に束の間の孤独程度は楽勝で埋めていくのだろう。
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