
「女の子になりたい男の子」二鳥修一と、「男の子になりたかった女の子」高槻よしの、そして、個性豊かなふたりの仲間たち。
皆、それぞれに「大人」への階段を昇っていき、そして…。
十年以上に渡って、思春期に揺れ動く少年と少女たちを瑞々しく描き出し、テレビアニメ化もされた大ヒット作、ついに完結。
アニメ化 原作漫画
「女の子になりたい男の子」二鳥修一と、「男の子になりたかった女の子」高槻よしの、そして、個性豊かなふたりの仲間たち。
皆、それぞれに「大人」への階段を昇っていき、そして…。
十年以上に渡って、思春期に揺れ動く少年と少女たちを瑞々しく描き出し、テレビアニメ化もされた大ヒット作、ついに完結。
コメント
この二つの作品は世界に対し少しの安堵感と、希望を与えてくれる。
日常は小さな挫折の積み重ねで出来ている。
その過程で新しい世界を模索したり。
だからこそ、このふたつのハッピーエンドは尊い、なんて思った。
高槻さんと自分をとりまく周囲との軋轢が
二鳥君にとっては確実に
その後の行動を決定するモチベーションの一端となっていたのであろうが
高槻さんはそれに対してただ臆病になるしかなかったのだ
オカマのユキさんも所詮は元・男であって
男の子になりたい女の子である高槻さんを導くことはできなかった
身近に宝塚スターが住んでればまた話は違ったのだろうか?って
そんなできすぎた話はさすがになかったのである
そしてそのまま十年
すべて今はむかしであった
かつて二鳥君の告白を拒絶したことを
ずっと忘れていたという高槻さんの残念ヒロインぶりは
志村貴子さんの初期長編におけるまさしく定番といっていいものだが
それが物語中盤からこうもカゲを薄くしてしまった
そのことをどのようにとらえるべきか
約二名の恋の顛末が唐突に始まって落ち着いた感じが否めない。
ハッピーエンド(なのか?)で良かった良かった。
みんな大きくなったねぇ
変化していく身体に心が動揺する。
理想の自分とは違う現実の自分に絶望する。
与えられた性別を受け入れられないことも、たまにある。
身長が伸び筋肉が付き、ゴツゴツした男の身体に変化していく二鳥くん。
女装が似合わなくなる日も間近です。
それでも、この現実をなんとか受け入れ、折り合いをつけ、生きていく。
それが大人になるということなのかなと思います。
最終巻です。
想像していた以上に、ずっとずっと感動的で、そして悲しい結末。
こんなに綺麗に終わるなんて!
主人公はやっぱり、二鳥くんと、そして高槻さんだった。
千葉さんが「わたし二鳥くんと高槻さんが恋人同士になるんだと思ってた」と号泣するシーンはもらい泣きしそうになった(千葉さんに過去で一番感情移入したかもしれない……)。
胸が焼け焦げそうだ。
どこで道が違ったんだろう? 3巻のあそこ? 6巻のあのへん? 沢山の分かれ道、曲がり角、あの時ああしていれば、ああ導けていれば。
でも全ては戻らなくて、前に進む、進んでゆく。
マコちゃん(最後まで可愛いかったよ!
)も最後の最後に一歩踏み出せてよかった。
未来に約束を作れてよかった。
作文を読むシーンは一番頭に(焼け)焦げついたよ。
頑張って。
そして、やっぱり高槻くんだよ!
一度は強く惹かれあったふたりが、10巻以上をかけて、ゆっくりとばらばらになってゆく物語だった。
断絶。
完膚なきまでに打ちのめされるような、完璧な結末、終演、カタストロフィ、ピリオド。
何度でも書くけど、こんなに感動的な最終巻になるなんて、ちょっと思ってなかった。
まいった!
文句無しに金字塔。
ああ……悲しすぎるから……今日だけは……泣く。