放浪息子

「女の子になりたい男の子」二鳥修一と、「男の子になりたかった女の子」高槻よしの、そして、個性豊かなふたりの仲間たち。
皆、それぞれに「大人」への階段を昇っていき、そして…。
十年以上に渡って、思春期に揺れ動く少年と少女たちを瑞々しく描き出し、テレビアニメ化もされた大ヒット作、ついに完結。

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コメント

  1. user より:

    最後に過去を振り返って ”たぶん欲しいのは「 許される箱」だった” って言うのがズシンとくる
  2. user より:

    生理用品をからかわれたり、交換日記を勝手に読まれたりといった
    高槻さんと自分をとりまく周囲との軋轢が
    二鳥君にとっては確実に
    その後の行動を決定するモチベーションの一端となっていたのであろうが
    高槻さんはそれに対してただ臆病になるしかなかったのだ
    オカマのユキさんも所詮は元・男であって
    男の子になりたい女の子である高槻さんを導くことはできなかった
    身近に宝塚スターが住んでればまた話は違ったのだろうか?って
    そんなできすぎた話はさすがになかったのである
    そしてそのまま十年
    すべて今はむかしであった
    かつて二鳥君の告白を拒絶したことを
    ずっと忘れていたという高槻さんの残念ヒロインぶりは
    志村貴子さんの初期長編におけるまさしく定番といっていいものだが
    それが物語中盤からこうもカゲを薄くしてしまった
    そのことをどのようにとらえるべきか
  3. user より:

    最後まであんなちゃんがいい子でよかった。

    にとりんと高槻くんの最後がよかった。

    高槻くんはもっときれいになっていつか素敵な彼氏が出来るんだろうね。

    ホントいい終わり方だった。

    長い間追っかけたかいがあった。

    寂しくなるなー。

  4. user より:

    「青い花」では振られても「好き」という気持ちを受け入れ、好きでいることでその思いをつらぬいた存在にハッピーエンドを与え、「放浪息子」では修一が自分の感情と折り合いを付け、受け入れると言う小さな奇跡を描いた。
    この二つの作品は世界に対し少しの安堵感と、希望を与えてくれる。

    日常は小さな挫折の積み重ねで出来ている。

    その過程で新しい世界を模索したり。

    だからこそ、このふたつのハッピーエンドは尊い、なんて思った。

  5. user より:

    10年続いた男の娘漫画もついに完結。
    です。

    これまで色々辛い目に会いながらも女装を続けてきた二鳥君だけど、高校卒業も近づいて、いよいよ身体的に無理が出てきます。
    (実際、志村せんせーの画力のおかげで、あごとか肩のラインが絶妙に男っぽい。

    いつかはこの問題にぶち当たることは前々から暗示されてた訳で、これに答えを出さずには終われんでしょう。

    で、彼は葛藤をぶつけるように、自分や身の回りの人を題材に私小説を書き始めます。
    これまで二鳥君の心理描写はふんわりしたもので、読者は二鳥くんを見守る親御さんみたいな目線だったのではと思うんですが、ここにきて彼の内心に、彼自身の手で深く切り込む訳です。
    この、今までの自分を解体するような試みの先に、彼は何を見いだすのか、がこの作品のカデンツです。

    ちなみに、ジェンダーを扱う作品ということもあって、特にここ最近思春期的な湿っぽさが目立ちますが、それでも上品な感じを失わなかったのは二鳥君の友人の高槻さんや(大天使)千葉さんや有賀君との友情があったからだと思います。
    彼らの後日談なんかをWebとかで描いてくれると、なお嬉しいです。
    4コマとかでいいから!

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