チワワちゃん

バラバラ殺人事件の被害者は、みんなの知っている「チワワちゃん」だった。
彼女にはたくさんの友達がいた。
でも本当は誰も彼女のことを何も知らなかった……。
表題作のほか「夏の思い出」「チョコレートマーブルちゃん」など六編を収録した珠玉の短編集。

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コメント

  1. user より:
    チワワちゃん (単行本コミックス)

    チワワちゃんは バラバラにされて東京都すいせんの白いビニール袋につめられて死んだ 白いビニール袋を何重もかさねて東京湾にほうり捨てられたチワワ 可哀そうに一緒にプールにいった時も犬かきすら出来ず みんなに笑われてプンプンしながらクラランスの日焼け止めクリームをパラソルの下でぬっていた カナヅチのチワワだったのに(「チワワちゃん」)
    「ギスギスにやせてカレン・カーペンターみたくなるの」「だれそれ?」「アメリカの女のこ 歌手でね」「お兄さんとうたっててね」「きれいな声でね世界中の人に愛されててね」「でもダイエットしすぎて死んじゃったの」「フーン」「もしあたし達が死んじゃったらどう言われるのかなあ」「んー 死因にもよるけど」「日本の女のこがね」「死んじゃった」「それだけよ」(「チョコレートマーブルちゃん」)
  2. user より:
    チワワちゃん (単行本コミックス)

    とりあえず表題作がえぐいよ。

    でも暗くなりすぎない塩梅が岡崎京子。

    他のおはなしはかわいかった!

  3. user より:
    チワワちゃん (単行本コミックス)

    ある日バラバラにされてゴミ袋に入れられた遺体となってみつかった女の子は、私たちがあの時期いっしょに遊んでいた「チワワちゃん」だったーーー。

    家に泊まりにきたことだってあるのに、考えみれば本名も知らなかったチワワちゃん。
    いつも笑ってたけどときどきさびしそうで、いろんな男の子と寝まくっていて、グラビアモデルからAV女優になって、ちょっとバカっぽくて胸の大きかった女の子。
    でも私たちはいったい彼女の何を知っていたのだろう?
    犯人のわからないバラバラ殺人という題材を、ほろ苦い青春群像劇のように仕上げた異色の作品。

  4. user より:
    チワワちゃん (単行本コミックス)

    ああ、95年の空気だな、という短編集。

    物語が終わった後に我々はどこへ向かうべきなのか、ということをいろいろな人が考えていた。
    なんでも無い日常へ戻ろう、と言った人は多かったのだけれど、岡崎京子もその一人だったのだなと確認できた。

    僕らが日常へ戻れたかどうか、はまた別問題。

  5. user より:
    チワワちゃん (単行本コミックス)

    あたし達のやってることってクサくてヤリスギなのかな?
    でもあたし達はそうしなきゃいけなかったんだ。

    ?チワワちゃん?

    そうだ、結局誰も本当のチワワちゃんを知らない。

    チワワちゃんが本当に寂しかったのか、本当に幸せだったのか、そんなの誰にもわかんないの。

    そうやって生きて、そうやって死んでくんだ。

    わかったような顔されるけど、わかられながら死んでく人なんているのかな。

    こうやって書き残さなくちゃ。
    遺書を。

    でも、何も残さなかったからこそチワワちゃんは美しい。

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