しろいくも

ただのペットボトルを「ばあさんの水筒」と呼ぶおじいちゃん。
他人にとってはどうでもいい物でも、おじいちゃんにとっては、死んだおばあちゃんとの思い出がつまった大切な品物だ。
おばあちゃんがかわいがった老犬シロもまた、かけがえのない存在。
ペットボトルは踏まれてしまったけど、おじいちゃんはそれに怒ることもなく、シロと散歩に出かける。
逝ってしまったおばあさんが残した、たったひとつのもの。
それを慈しむおじいさんと犬の静かな時間…。
収録作品:「むかしむかし」/マタ今度ネ/こあくまとよる/骨董屋さくら堂/しろいくも/ヒミズの丘/夢の国/ぶどう摘み/おウチに帰ろう/はなのはなし/花の咲く道/たまごの水/ホッピーズベア/「在るところへ」

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コメント

  1. user より:

    あたたかくやさしく、
    時に残酷な悲しさを、
    それでも最後に残してくれるやわらかな感情。

    14篇から成る短編集ですが、
    この1冊でひとつの世界を作り上げている気がします。

    大切なものの為に目指していたもの、
    いつかその理由を忘れ、目的が摩り替わったとき。

    「ヒミズの丘」が大好きです。

  2. user より:

    岩岡ヒサエ作品はどれも傑作だと思っていますが、『しろいくも』はその中でも特に感動します。
    表題作の他、数編入っていますが、どれも心に響くお話ばかりです。
  3. user より:

    ああ、画像がでない。
    とっても好きな表紙なんですが…。
    表題作『しろいくも』泣けました。
    アマチュアの時代から、表題作でのデビューまでの表現力や画力の遍歴もみれる岩岡ヒサエ最初の単行本。
    絵も話もすごく好きです。
  4. user より:

    短編集。

    ほんわかあったかストーリーと情緒的なストーリー詰め合わせ。

    タイトルにもある『しろいくも』が一番良かった。

    全体的に白い『間』を用いた魅せる作品が多かった印象。

  5. user より:

    岩岡ヒサエさんの一番最初の短編集です。
    あのかわいらしいイラストでおじいさんやおばあさんを描くとすごく味が出て素晴らしいです。
    話もイラストだけで選んだらびっくりするような社会問題が含まれていたり・・・。
    でも絵は商業誌デビュー後の方が好きです。
    より細かい書き込みになっているのとキャラクターの丸い感じが好きなので。
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