しろいくも

ただのペットボトルを「ばあさんの水筒」と呼ぶおじいちゃん。
他人にとってはどうでもいい物でも、おじいちゃんにとっては、死んだおばあちゃんとの思い出がつまった大切な品物だ。
おばあちゃんがかわいがった老犬シロもまた、かけがえのない存在。
ペットボトルは踏まれてしまったけど、おじいちゃんはそれに怒ることもなく、シロと散歩に出かける。
逝ってしまったおばあさんが残した、たったひとつのもの。
それを慈しむおじいさんと犬の静かな時間…。
収録作品:「むかしむかし」/マタ今度ネ/こあくまとよる/骨董屋さくら堂/しろいくも/ヒミズの丘/夢の国/ぶどう摘み/おウチに帰ろう/はなのはなし/花の咲く道/たまごの水/ホッピーズベア/「在るところへ」

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コメント

  1. user より:

    岩岡ヒサエ初の単行本。

    不思議というかほのぼのというか、現実離れしている浮遊感を抽出した感じ。

    特に好きなのは「はなのはなし」
    一番印象が強かったのは「ヒミズの丘」

    赤ちゃんは神様、という考え方も好きだなぁ。

  2. user より:

    ああ、画像がでない。
    とっても好きな表紙なんですが…。
    表題作『しろいくも』泣けました。
    アマチュアの時代から、表題作でのデビューまでの表現力や画力の遍歴もみれる岩岡ヒサエ最初の単行本。
    絵も話もすごく好きです。
  3. user より:

    全体を通して素敵な雰囲気の作品です。
    ほのぼのとしたゆっくりとした時間の経過が流れています。
  4. user より:

    「土星マンション」でハマってさかのぼって購入したのですが、
    なるほど。
    この人の世界観ってこうだったんだ、と。

    この本ではまだそれが「伝わる」直前な感じがします。

    でもすでに始まっている感じ。

    すばらしい才能です。

  5. user より:

    温かかったり切なかったり優しかったり、岩岡さんの作品はどれも本当に素敵です。

    読むたびに泣いてしまうほど、感情豊かになる短編がたくさんあります。

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