
ただのペットボトルを「ばあさんの水筒」と呼ぶおじいちゃん。
他人にとってはどうでもいい物でも、おじいちゃんにとっては、死んだおばあちゃんとの思い出がつまった大切な品物だ。
おばあちゃんがかわいがった老犬シロもまた、かけがえのない存在。
ペットボトルは踏まれてしまったけど、おじいちゃんはそれに怒ることもなく、シロと散歩に出かける。
逝ってしまったおばあさんが残した、たったひとつのもの。
それを慈しむおじいさんと犬の静かな時間…。
収録作品:「むかしむかし」/マタ今度ネ/こあくまとよる/骨董屋さくら堂/しろいくも/ヒミズの丘/夢の国/ぶどう摘み/おウチに帰ろう/はなのはなし/花の咲く道/たまごの水/ホッピーズベア/「在るところへ」


コメント
岩岡ヒサエのマンガを好きになったきっかけの本。
いつだったかな~。
高校生か浪人してるころだった気がするけど。
新宿高島屋のほうの紀伊国屋1Fにて発見。
たしか、平積みされてて発売当初だった気がする。
数ページの見本が置いてあり、絵をみてすぐさま買った。
マンガなのに絵にこんなに惚れ込んで買って、
でもやっぱり中身も思ってたとおりよかった一冊!
あのかわいらしいイラストでおじいさんやおばあさんを描くとすごく味が出て素晴らしいです。
話もイラストだけで選んだらびっくりするような社会問題が含まれていたり・・・。
でも絵は商業誌デビュー後の方が好きです。
より細かい書き込みになっているのとキャラクターの丸い感じが好きなので。
全てを包み込むような線と思いきや、
思わぬところで毒をつきつけられたりする。
このひとの描くものを全部読んでみたい
ほんわかいやされて時々泣けるお話。
すごい独特だけど良いです。
最高です。
この世界にずっと触れていたい。