
田舎から出てきた女の子が東京で暮らしていくために、同棲したり水商売を始めたりと、何とかギリギリ暮らしていくが、最後には好きな絵の仕事で認められ、作家としてデビューしていくまでを描く、感動ものがたり。
●本巻の特徴/憧れを胸に上京した女の子を待ち受けるのは、厳しく、切なく、時に厳しい現実。
名作「ぼくんち」から5年、等身大の幸せを描いた新作がオールカラー単行本で登場!
映画化 原作漫画
田舎から出てきた女の子が東京で暮らしていくために、同棲したり水商売を始めたりと、何とかギリギリ暮らしていくが、最後には好きな絵の仕事で認められ、作家としてデビューしていくまでを描く、感動ものがたり。
●本巻の特徴/憧れを胸に上京した女の子を待ち受けるのは、厳しく、切なく、時に厳しい現実。
名作「ぼくんち」から5年、等身大の幸せを描いた新作がオールカラー単行本で登場!
コメント
さらっと読める……んだけど、とても共感出来る重さがあって。
確かにもっと若い時、私は他のものになれると思っていた。
けれどその後は多分フォロワーになるだろうな、と思っていた。
フォロワーにもなれない私は一体どこへ行き着けるのか、ちょっと寂しくなった。
「はれた日は学校を休んで」に通じるところがある。
サイバラ作品は読後感がすごくいいと思う。
「また明日から頑張ろう」って思えたり、とにかく前向きな気持ちになれる。
センチメンタル。
幸せはどっかに転がってるんだと思う
それがサイバラの『上京ものがたり』そのものだったんだろう。
初めて仕事をもらったときの喜び、あれは確かに絶対忘れられない。
自分は覚えているだろうか?
初めて、手術したとき、初めて患者さんが死んだ時、あれだけ悪かった人が元気な顔で退院したとき。
結構覚えてるもんだ。
その西原さんが高知から上京してきて、
やがて漫画家へとなっていく過程が描いてあります。
自伝のような私小説のようなマンガです。
僕はこの頃の東京のことをよく覚えています。
だから西原さんの描く風景は、
心の奥深くに沁みるように落ちていきます。
破天荒とほのぼのが交錯します。
僕がハイティーンだったその時代、
僕は自分をどうまとめたらよいのか、どんな風に生きてったらいいのか
わかりませんでした。
いつも収拾がつかない自分に手を焼いていました。
音楽や絵や小説が、僕の救いでありました。
この本を読んでいると、そのあたりがダブります。
西原マンガの出世作とのことですが
僕にとっても傑作です。