
人生懸けた恋をした。
女と女の最後の選択!
殺した女。
殺させた女。
‘共犯者’となった二人の旅路で次第にあらわとなる、血縁への執着と、お互いへの無理解。
未練と倦怠に挟まれ、自殺か服役か逃亡か心中かいずれも‘どんづまり’の選択肢を前に立ちつくす二人に、光は射すのか…。
血にまみれた手で欲したものはなんだった?女たちの魂の咆哮、あるいは彷徨――これにて幕。
主な登場人物/殺した女(学生時代から密かに「殺した女」を慕っていたレズビアン)殺させた女(夫殺しを依頼した。
レズビアンから向けられた好意には気づいている)「殺した女」の兄(妹はそそのかされていると信じ込み、出頭させようと画策する)【第21話〜最終話を収録】


コメント
羣青 下 (IKKI COMIX)
買ってなかったけど気になったから中をとばして下巻。
同じ事をグルグルグルグル、ドロドロドロドロ。
迫力はあった。
みんな言いたい事をいってやりたい事やって自分の意見押し付け合って。
本人たちはスッキリでしょうけどね!
関係ないけどワシ鼻の彼女、たまに小人みたいになっててバランス悪い絵が気になった…
羣青 下 (IKKI COMIX)
「なんて無神経な人なんだろう」と、相手に対して思う時、それを思う私は無神経であるのだろう。
ここがスゲーなーと思った。
(以下ネタバレを含みます)
正直、1話を読んだ時からこのエンディング以外無いのだろうと思っていた。
だから上・中・下と引っ張った割には、うーん……でもある。
ごめん。
いい話だとは思う。
「かわいそう」にはときめいた。
兄にはイライラさせられた。
この話って「あーし」が主人公だよね。
でも、黒髪の彼女を含めた、あーし以外の登場人物たちが、すべて「あーしを引き立てるための書き割りにしか見えない」んだったりする。
あーしも決して現実的なキャラクターではないんだけど、彼女だけ悩み変化する。
それに比べると、兄や兄嫁、義弟、甥たちは……ずいぶんと一途だな、と。
ある意味幸せな人たちだ。
あーしは彼らに振り回され、悩み、選択をしている。
たぶん、私はこれが高村薫の書くような文章での小説なら、1000ページ超えてものめりこむように読めたんだと思う。
(つか、高村薫はこれを書かないだろうが)
マンガでこれだけ動きがなくて、絵が硬くて、線画の線が弱いと……………素直に物語に入れないのだ。
うん。
もうこれは今まで読んできた量の仕業か好みの問題だ。
あと、黒髪の彼女の気持ちがほんとに分からなかったんだよね。
(いや文脈としては理解できるんだけど、も少し書き込んでもよくね? ヒロインなんだし、あーし並みに見せ場作らせてあげてよ、みたいな)
やっぱり物語っていうのはヒロインが重要なんだろか。
あー。
ほんとにそれだけかもしれない。
うーん。
2013.3.18 連載にまつわるもろもろを読んでから再読。
なんというか、20代の女の子に人生しょわせて書かせているんだから漫画家ってのはやくざな商売だなぁというか……。
なんというか。
完結できてよかったねぇ。
です。
うーん。
しかし何があれど、再読してもあーしに比べてメガネさんのエピソードの欠落が目立つばかり。
彼女がいかにつらい思いをしていようと、それが表に出ず、語られないまま(断片を知ることはできるが)、なぜそこまでメガネがヒロインなのかが納得出来ていないなー。
私は設定以上の必然性を求めてしまっているのかしらね。
彼女に。
あーしの設定がも少し薄い(彼女か家族かのどちらかのエピソードしか表に出ない)のならば、バランス取れていたかもしれないけど、どっちのエピソードもなかったら完結していなかったろうしね。
悩ましいところだ。
羣青 下 (IKKI COMIX)
汚いものを全部吐き出して、「てめぇはコレを直視できんのかよ?!
」ってからんでくるような漫画です。
”この漫画はスゴイ”と思いました。
おもしろい漫画はたくさんあるけどね、”スゴイ”ってなかなか無いと思うんだ。
でも、手放しで褒めているかというと、そうではないです。
強烈な分、ちょっと引いちゃったり、違和感がぬぐえなかったりという部分もあります。
たとえばセリフ回し。
「あーし」とか「あーた」って、しゃべり言葉でも自分では言わないし周りでも聞かないので、結構違和感ありました。
それからメガネさんが、いまいち美人じゃないのもちょっと・・・でした。
美人なカットもあるんだけど、いまいちな画の方が多いかな・・・。
うーん。
プラス面もマイナス面も、色々な感想があります。
思うところが多すぎて、私の文才では表現しきれません。
羣青 下 (IKKI COMIX)
人はある面から見たら正しく優しく醜く悪者であるという話。
漫画という表現でここまでできるのかと思う。
そしてわたしはこれをこの上なく、そしてあれ以上の先はない完全なハッピーエンドだと思います。
羣青 下 (IKKI COMIX)
登場人物全員クセがあり過ぎて、感情移入はすれど愛着が湧かない。
重たいストーリーが延々と続き、特に旅館あたりからはこってり食傷気味。
でも、それらを補って余りある徹底的なリアリティとドラマ性に、ぐいぐい引き込まれた。
御涙頂戴の悲劇に逃げない。
自分勝手でどうしようもなく弱くて強い人間臭さが叩き付けられるように描かれる。
圧倒される。
ボロボロと、泣きながら読んだ。
絶対に好きにはなれないけど、オススメするし自分もたぶん何度か読み返す。
そんな作品だった。