アガペー

『闇金ウシジマくん』とともに歩んだ短篇集『闇金ウシジマくん』と歩いた15年。
もうひとつの真鍋昌平がここにある。
ドルヲタとアイドルの愛のつながりを激しくぶつけた「アガペー」、地方都市の若者の鬱屈と衝動を切り取った「ショッピングモール」、震災以降、移住者と故郷の在り方を静かに綴る「おなじ風景」、さらに都会のカルマに埋もれていく女性を描く新作を含む4篇を収録。
取材を通じて筆者が感じ取った、まさに「魂を救う」傑作短篇集!

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コメント

  1. user より:

    いずれも自己顕示欲と現実の折り合いが合わない人々が取り上げられる。

    それだけであれば、ただのリアリズムで息苦しいだけなのだが(それでも作者の眼は鋭く、表現がうまいため見入ってしまうが)
    「ショッピングモール」は、折に触れて日常を壊すカタストロフィの予感が挿入され、違う視点を獲得できる良作。

  2. user より:

    この作者が巻末に書いていた「仕事は量じゃない、どれだけ心を込めたか」に覚悟と信念がうかがえると思った。

    容赦ない内容だった。

    眼をそむけたくなるような現実を、目をそらすことなく描く人だと思う。

    絵が緻密で、においまでするようなリアルさだった。

    次にこの人の本を読むときは覚悟が必要だなと思った。

    「ウシジマくん」はドラマが先だった。

    「九条」もいつか読みたいと思っている。

  3. user より:

    王様のブランチに影響されて。
    ウシジマ君の作者だからこその、人間の腹黒さや欲などがリアルに表現されてて一気読みした。
    読後感は良くないけどまた読みたい
  4. user より:

    ウシジマくん作者による低・下流の人々に関する小話集
    1話目は、ドルヲタの話
    底辺のクソでも、一体になって熱くなれる瞬間は、得体の知れない、何事にも変えがたい輝きを放っているというお話。
    斜に構えた視点であるにも関わらず、コミカルだったのが良かったかな。

    2話目は、田舎DQNの話。
    吹っ切れた明るいDQNではなくて、鬱屈したヤンキーの終わらないクソみたいな日常。
    女々しいDQN男にリアルは感じなかったけど、バツイチヤリマン風俗嬢のあっけらかんとした感じは中々に良かった。
    全体として微妙
    3話目は、震災後の福島から東京に出た家族の話。
    地元、土地との絆、家族との絆の相似が綺麗で、温かみのある余韻が残る。

    作者らしからぬ良い作品
    4話目は、東京で夢追う女の話。
    うーん。
    なんてゆーか、リアルを感じなかった。

    30近くまで夢を追っている割に、逞しさがないし、かといって、落ちぶれすぎてない感じが微妙。
    現実には、未来を先延ばし出来る余裕もないんじゃないかなぁ。

    全体をとおして、皆んなDQNなのに自省的過ぎるのが、この作品の限界かなぁと思いました。

    DQNは、思考を言語化出来ず、行動に鬱屈した内面が現れるから。
    それを描くのはとても難しいから、モノローグの多い、現実感のないDQNが現れてしまう。

    明るい、成功したDQNを描くのは、この作者ではないんだろうし。

  5. user より:

    創作物は暗い方が救いがあると思うことがある。

    だって現実の方が辛かったら生きるの面倒。

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