
圧倒的スケールの’災害編’、佳境!
生活保護CW・義経えみるが勤める東京東部一帯は台風により水没。
救助した笹原香の不可解な言動に困惑するえみる。
さらに、公務員として携わる避難所運営は困難の連続で…!
圧倒的スケールで描かれる’災害編’、急展開!
累計125万部(紙+電子)突破!
’生活保護’ケースワーカー奮闘劇、待望の最新刊!
ドラマ化 原作漫画
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コメント
災害編。
えみるたちは、引きこもっている笹原香を救助するのだが…。
何も喋らず動こうとしない香にどう対処していいのかわからない。
避難所でも大勢のなかにいるのは無理で、誰もいないところへと移動して動かない…。
非常時にあらゆる特性を持った人をどのようにして見守るのかがとても重要だと感じる。
何よりも公務員であれば我が身のことよりも住民のことを優先的にとなるわけだが、その見極めも難しいだろう。
災害は突然やってくる。
何を優先するか、どう対処するか、考えて迅速に行動しなければならない。
こういう苦労があるのか… と、思う反面、現実にはほとんどこういう対応はされていないんじゃないかな、と思う。
東日本大震災時の避難所周りを思い出した。
多様な人をどのように対処するか。
ただCW一人でなくPNHとの連携をもっと密に取れれば斗忸怩たる思いで読んでしまった。
大型で猛烈な台風と、それに伴う高潮により東区を含む東京東部一帯が水没。
義経は引きこもりの笹原香の救出に向かう。
雨も止んだ正にその時、荒川が決壊した。
海抜0メートル地帯に濁流が押し寄せる。
漫画だからこれは仮の物語だけど、海抜0メートル地域の危険性は決してありえない話ではない。
作者は2018年岡山真備の被災者にも取材している。
あのとき、私のツイッターにはありえない様な事実が飛び交った。
災害は想定外の連続。
その場その場での迅速な判断が求められる。
その判断が正しかったか、
後になってみなければわからない。
いや、後になってもー‥‥
災害経験者には辛い巻かもしれない。
人と接するのが難しい笹原香には
人にはわからない辛い場面が次々と
人と関わる仕事の義経には辛い場面
が次々と起こる。
災害経験者ではない私でも辛いのだから‥‥
それでも義経は人が最低限の生活をするため
できることをする。
見ておきたい。
これは百万もあるだろう
災害バリエーションのひとつに過ぎない
のだろうけど。
恒例、今回カバーを外した時の下にある装丁には
【災害対策基本法】第五章 災害応急対策 第五節 避難者の保護 第一款 生活環境の整備(避難所における生活環境の整備等)の一節が載せられていた
曰く。
第八十六条の六
災害応急対策責任者は、災害が発生したときは、法令又は防災計画の定めるところにより、遅滞なく、避難所を供与するとともに、当該避難所に係る必要な安全性及び良好な居住性の確保、当該避難所における食糧、衣料、医薬品その他の生活関連物資の配布及び保健医療サービスの提供その他避難所に滞在する被災者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
第八十六条の七
災害応急対策責任者は、やむを得ない理由により避難所に滞在することができない被災者に対しても、必要な生活関連物資の配布、保健医療サービスの提供、情報の提供その他これらの者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
←このとき、責任者(だけでなく多くの公務員)もたいてい被災者なのに、義務として災害被災者保護に努めなくてはならない。
ホントに頭が下がります。