
ほんとうはすべて知っていた。
心の底流(undercurrent)が導く結末を。
夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。
やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。
穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。
映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。
「今、最も読まれるべき漫画はこれだ!
すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。
豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。
」――(谷口ジロー)


コメント
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
「内容が小説っぽいこと」
「細い線で綿密な描写」
この二点が挙げられると思う。
まぁ細かいことは置いといても、温かさを感じてノスタルジアを覚えさせられるところが僕がこの人の作品を好きな1番の理由かな?
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
画はあまり好みではなかったんですけど、読んでるうちに慣れました。
言葉にならないものが残りました。
読後に。
アフタヌーンは漫画界の良心なんではなかろうか、と最近思います。
買って読んで、いいなぁと思って、最後のページを見て、「あ、アフタヌーンだったんだぁ」てこと、意外とあります。
(06/6/7)
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
首を絞められながら水に落ちていくシーンは、静謐で綺麗。
(不謹慎な表現かも・・・)
穏やかな絵柄が、物語にリアリティを持たせている。
この作者のほかの作品はないのかなぁ。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
絵が上手い。
一つ一つのカットが冴えている。
よしながふみの切り替え方に似ているかも。
他人の心は絶対に踏み込めない領域で
それでも知りたくて
でも自分を知ってほしいわけではなくて…
映画を見ているような感覚に陥った。
切ない読後感もよい。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
ただ優しいだけの物語ではなく、その人のささやかな優しさを表現するためにコマ割りや演出にかなり気を使っていて作り手の作品に対する本気度が伝わってきます。