
ほんとうはすべて知っていた。
心の底流(undercurrent)が導く結末を。
夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。
やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。
穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。
映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。
「今、最も読まれるべき漫画はこれだ!
すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。
豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。
」――(谷口ジロー)


コメント
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
底流。
ヴィレッジヴァンガードのPOPで「絶対読むべき」とあったので読んでみた。
旦那さんが突然失踪した銭湯の奥さんの話。
そこはかとなく漂う喪失感。
やり場のない悲しみ。
そういう空気感の描画が秀逸。
「映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。
」
とは上手い褒め方だな~。
確かに、映画のシーンが頭に浮かぶよう。
なんか、村上春樹の「ノルウェイの森」を思い出してしまった。
いや、ぜんぜんストーリーは違うんですけどね。
喪失感がちょっと似てるかな、と。
1冊完結で、1時間ちょいで読めてしまいます。
しっとりした静かな雨の日にでも、この儚さを感じてみてください。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
読み終えたあとは映画を三本ぐらい観た満足感に満たされる不思議~な漫画。
切なくなるわ~。
あ、あと絵が上手なんだコレ
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
正直なところそんなに大した話ではないけど、構図とか話の流れとか、すごい良いと思った。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
一コマ一コマの描写がキレイで、人の動きが滑らか。
続きが気になって、一気に読んだ。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
ここちよい邦画のような独特の空気感。
どこを見ているのか、つかめない瞳をもった登場人物たち。
でもしっかり歩き始めるラスト。