
ほんとうはすべて知っていた。
心の底流(undercurrent)が導く結末を。
夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。
やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。
穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。
映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。
「今、最も読まれるべき漫画はこれだ!
すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。
豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。
」――(谷口ジロー)


コメント
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
豊田徹也氏の作品は・・・今年(2019)の5月23日に読んだ…「珈琲時間(2009)」以来に読むなー。
暗い話ではなく、ほっこりと笑える部分があって。
面白く読めた。
おふろ屋がテーマな漫画も良いなーって。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
人間ドラマ。
本当にそのまま人間ドラマ。
自分と他者を理解することとは?常にその問題を投げかけてくる。
淡々と進むしキャラクターの感情も希薄だけど、繊細な描写や構図でぐいぐい引きこまれて、些細な描写の中からも色んな意味を汲み取ろうと自然に見入ってしまう魅力があった。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
絵が上手い。
一つ一つのカットが冴えている。
よしながふみの切り替え方に似ているかも。
他人の心は絶対に踏み込めない領域で
それでも知りたくて
でも自分を知ってほしいわけではなくて…
映画を見ているような感覚に陥った。
切ない読後感もよい。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
他者に理解される部分というのは氷山の一角に過ぎなくて,それが噴出し初めて露わになるものであるということ。
わりとハードボイルド?で、日常とはかけはなれたようなな事件ばかりがおこるストーリーで,いやそこまでしなくてもー!
と展開につっこんだりしましたが。
結局他人を完全に理解するのは無理なのだけれど,それであっても人と人の中で生きていくっていうことを考えた本。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX