ヒミズ

ド派手な刺青(いれずみ)。
ヤクザのくれたピストル。
中学の卒業証書。
茶沢さんとの、溺(おぼ)れるセックス。
そして、「自分にしか見えないバケモノの姿」……!
憎き実父を手にかけたせいで、「おまけの人生」を歩むことになった住田。
「世の中で一番悪い奴を成敗する」という目標にすがり、もはや命をつなぐのみ。
「普通の人生に戻れる」チャンスに揺れつつも、パーフェクトな絶望に向けてひた走りゆく、彼の両手に残ったものは――!
青春残酷物語、ついに完結!

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コメント

  1. user より:

    優れたギャグ作家は同時に優れたホラー作家で
    ある事が多い。
    笑いと恐怖を感覚する神経は
    同一だからだ。
    両者は紙一重であり根本で繋がって
    いる。

    古谷実も破壊的なギャグでムーブメントを巻き
    起こした「稲中」以降の作品において人生という
    最高のホラーショーを描き出している。
    未来への
    漠然とした不安、焦燥、諦念、絶望。

    主人公は酷な現実から逃れられず親を殺す。

    ラストは否定する向きもあるが突き放した完結が
    余韻を持たせ作品の完成度を高めた。

  2. user より:

    全四巻。
    一巻一巻読み進めるうちにどんどん脱力していくとゆー感じ。
    4巻読み始めた時に馬鹿ヤローに結末を聞かされ、悔しさに泣き崩れww稲中の時からムッツリだとは思っていたけれど、ここまでとは・・・。
  3. user より:

    最後らへんで、茶沢さんの言葉を受けて、「一瞬 そんな、“普通”な未来を、本気で手に入れられるかも知れないと思った」って主人公のセリフがあるんだけど、この言葉が凄く重く感じられた。

    Syrup16gの曲で「イマジン」という曲があるのだけれど、その曲がまさにこの言葉をあらわしてる。

    主人公に対して、茶沢さんや色んなキャラクターが「大丈夫、住田(主人公)は今ちょっと“病気”なんだ」と優しい(と思っている)言葉をかける。

    この言葉が主人公の、分かってもらえない感=孤独感を助長している。

    主人公は全く病気では無い。
    少なくとも僕はそう解釈している。

    どこまでも普通で、ただ人よりも多くの事に気づいてしまっているタイプだ。

    彼が茶沢さんに最後まで心を開かなかったのも「住田君は今ビョーキなんだよ」という言葉。
    ここで茶沢さんが理解してくれてないことを完全に把握。

    誰一人理解をしてくれない孤独。
    主人公は最後まで一人ぼっちだった。

    承認でなく理解を求めていたはずだ。

  4. user より:

    この作品は映画を先に観てから読んだから漫画版のラストに複雑な思いが…。
    漫画を先に読んでいたなら映画のラストに複雑な思いを抱いていたのだろうか?
  5. user より:

    面白かったです。

    前半、少しギャグを入れている所を見ると、描いているうちに作者の気持ちが変わったんだな、という事が切に伝わってきます。

    哲学的だけど、けして「何かを教えられる」終わり方の作品ではないと思う。

    結末の有り無しは、やはり自分自身の中で考えていく事が大事なんだなと思いました。

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