
ド派手な刺青(いれずみ)。
ヤクザのくれたピストル。
中学の卒業証書。
茶沢さんとの、溺(おぼ)れるセックス。
そして、「自分にしか見えないバケモノの姿」……!
憎き実父を手にかけたせいで、「おまけの人生」を歩むことになった住田。
「世の中で一番悪い奴を成敗する」という目標にすがり、もはや命をつなぐのみ。
「普通の人生に戻れる」チャンスに揺れつつも、パーフェクトな絶望に向けてひた走りゆく、彼の両手に残ったものは――!
青春残酷物語、ついに完結!
映画化 原作漫画
ド派手な刺青(いれずみ)。
ヤクザのくれたピストル。
中学の卒業証書。
茶沢さんとの、溺(おぼ)れるセックス。
そして、「自分にしか見えないバケモノの姿」……!
憎き実父を手にかけたせいで、「おまけの人生」を歩むことになった住田。
「世の中で一番悪い奴を成敗する」という目標にすがり、もはや命をつなぐのみ。
「普通の人生に戻れる」チャンスに揺れつつも、パーフェクトな絶望に向けてひた走りゆく、彼の両手に残ったものは――!
青春残酷物語、ついに完結!
コメント
ある事が多い。
笑いと恐怖を感覚する神経は
同一だからだ。
両者は紙一重であり根本で繋がって
いる。
古谷実も破壊的なギャグでムーブメントを巻き
起こした「稲中」以降の作品において人生という
最高のホラーショーを描き出している。
未来への
漠然とした不安、焦燥、諦念、絶望。
主人公は酷な現実から逃れられず親を殺す。
ラストは否定する向きもあるが突き放した完結が
余韻を持たせ作品の完成度を高めた。
読んでも明るくはなれません。
むしろ絶望的になります。
でもその絶望の無限ループでもがく住田が素敵。
ラストはネタバレするから秘密だけど、とにかく「絶望」。
1点だけ
惜しむらくは、作者の趣味なのかわからないが、人格が感じられないご都合ヒロインが長々出てくるか個人的にはこの話には全く不要に感じた。
心にぽっかり穴が空いた。
中学生だからそうなっちゃうのかなぁ…。
泣くに泣けなかった。
悪人を殺すのは善行なのか、悪行なのか。
現代版「罪と罰」ともいうべき、重いテーマの話しだった。
絵は、それほど巧くないのだけど、時々ハッとするような一コマや、細かい描きこみがあったりする。
まだまだ続きが見たいような気はするけれども、この作品はあのまとめ方で、良かったのだと思う。
「・・・君が死んだら・・・この先悲しくてやってられません」
「・・・大丈夫だよ・・すぐに忘れるよ・・」(p.159)