ヒミズ

ド派手な刺青(いれずみ)。
ヤクザのくれたピストル。
中学の卒業証書。
茶沢さんとの、溺(おぼ)れるセックス。
そして、「自分にしか見えないバケモノの姿」……!
憎き実父を手にかけたせいで、「おまけの人生」を歩むことになった住田。
「世の中で一番悪い奴を成敗する」という目標にすがり、もはや命をつなぐのみ。
「普通の人生に戻れる」チャンスに揺れつつも、パーフェクトな絶望に向けてひた走りゆく、彼の両手に残ったものは――!
青春残酷物語、ついに完結!

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コメント

  1. user より:

    古谷作品の中でも一番好きな作品、の最終巻。

    読んでも明るくはなれません。

    むしろ絶望的になります。

    でもその絶望の無限ループでもがく住田が素敵。

    ラストはネタバレするから秘密だけど、とにかく「絶望」。

  2. user より:

    おやすみプンプンが鬱漫画だとか言われているけど
    自分的にはこっち。
    哲学的にも完成度的にもこっち。

    二十代の頃に入れ込み、何度も読んだ作品だったが、
    そのうち所持していること自体ががしんどくなり、
    手放してしまった。
    が、今でも染み付いている物語。

    一度取り憑かれてしまったら、
    人間はこうも逃れられないのか。

    残された茶沢さんの気持ちを想うと居た堪れない。

    日見ず。

    救いようのないラストだけど、
    もちろん幸せな結末を願ってはいたけれど、
    この終わり方、正直好きです。

  3. user より:

    友人思いの友達がいても、ご都合主義ヒロインがいても、借金無くても、悪い奴をぶっ殺せても、親殺しの罪を償う決意ができても、明るい未来を描くことができても、結局視界から消えないバケモノ。
    主人公の住田はその一生にいったい何を見ていたのか…?
  4. user より:

    優れたギャグ作家は同時に優れたホラー作家で
    ある事が多い。
    笑いと恐怖を感覚する神経は
    同一だからだ。
    両者は紙一重であり根本で繋がって
    いる。

    古谷実も破壊的なギャグでムーブメントを巻き
    起こした「稲中」以降の作品において人生という
    最高のホラーショーを描き出している。
    未来への
    漠然とした不安、焦燥、諦念、絶望。

    主人公は酷な現実から逃れられず親を殺す。

    ラストは否定する向きもあるが突き放した完結が
    余韻を持たせ作品の完成度を高めた。

  5. user より:

    映画を先に観てから一気に4巻読了。

    こんなに盲目的に思ってくれる人たちがすぐそばにいるのに自らを強烈な孤独に追い込む住田くん。

    探し求める悪い奴もすぐそばにいるのに気づかない住田くん。

    全編を通して感じる気味悪さと気持ち悪さとやり切れなさ。

    ラストの絶望感。

    何も知らずに読んでしまったけどこれなら読まなきゃ良かった。

    かなり辛い。

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