溺れるナイフ

火付け祭りの夜の森で、「長い夢」から覚めた夏芽(なつめ)。
「コウちゃんがすべてを終わらせてくれた?」真相を確かめようとするも、コウの返答(こたえ)は、夏芽を混乱させるばかりで……。
出会い、焦がし、傷をなし、追い求め、気高くあやうい十代を織り上げた、類なき魂の物語、ついに完結!
それは炎(ひ)となり、鮮烈の眩い光となる。

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コメント

  1. user より:
    溺れるナイフ(17) (講談社コミックス別冊フレン

    ああ、そういうことか。

    未来は変えられる。

    カナちゃん今まで嫌いだったけどしんどかったね‥
    なつめと友達になれたのだろうか。

    しかし長すぎたかな。

    でもこのうだうだした長さこそが必要だったようにも感じる。

  2. user より:
    溺れるナイフ(17) (講談社コミックス別冊フレン

    十代の頃の危うさと儚さと美しさが、駆け抜けるように過ぎて行って、遠回りではあったけれども、最後には落ち着くところに落ち着いたのではないかと思いました。

    多分きっと、何が正解だったかなんて数年後、十数年先にならないとわからないのかもしれないけれど、間違いを繰り返していくことは大事なんだろうと改めて考えさせられました。

    熱量がすごくて読むのに気力も持っていかれそうになりましたけど、夏目の美しさに憎くも憧れを抱くカナちゃんの気持ち、女としてめっちゃわかります。

    あと、大友が好きです笑

  3. user より:
    溺れるナイフ(17) (講談社コミックス別冊フレン

    「男の人と同士で恋人になりたくて、でも男の人は女の人にそんなものを求めてない...云々」といったのはよしながふみだけど、最終巻を読んでいてその言葉を思い出した。

    コウと夏芽のかんけいは一言では言い表せないけれど、同性でも成立する。
    ように思う。
    というか同性の方がうまくいくように思う。

    去年はまった、途中までナイフと似た展開のマンガで、最後に作者が提示した答えは
    「わたしたちは大人にならないといけない」
    という方向のものだった。

    逆にこのマンガは、大人になること、ならなければいけないこと、その過程で失うものに関して、ノーを言ったように思う。

    もちろんコウも夏芽も、大友やカナだって大人にはなるのだけど、成熟することばかりがいいものではない、
    何かに執着することは、必ずしも否定的なものではないのだ、と。
    どちらがいいとか悪いとかじゃなく、そこが興味深かった。

    ただのアドレッセンス喪失潭に陥らなかったことに拍手。

    好きで読んでて、かつ、常にこの先に何があるのか、わくわくさせられる数少ないマンガだった(苦しくもあったが...)。

    タイミングがどうとか、(ネームに詰まると)愛のテレパシーとやらでつながろうとしたり、ジョージ朝倉の描いているものが、少なくともこの10年変わっていないこともわかった。
    ブレない。

    蓮目自体がそもそも蛇足だったんじゃないかとか、
    つっこみどころや不満もあるのだけれど、それを補ってあまりあるくらい美しくて残酷で、何をしたいのかが伝わる、個人的にど真ん中で好きなマンガでした。

    その光があれば、生きていける。

  4. user より:
    溺れるナイフ(17) (講談社コミックス別冊フレン

    鮮烈な清さと残酷な醜さの際に立っている僅かな時間に押し寄せるきらめきが、その頃の感性のまま放出されているような作品。

    月に憧れ、太陽に恋をして、そのどちらの気持ちも全力ではあるのだけれど、結局月を経由してまでなお心を照らすほんとうの光の魅力に魅入られてしまう。

    もどかしいほど素直で高潔な少年少女の物語。

  5. user より:
    溺れるナイフ(17) (講談社コミックス別冊フレン

    十代の煌めきというやつを堪能させてもらいました。

    美しい時間は一瞬。

    汚濁を飲み込み覚悟を決めて、それぞれの人生を生きていく。

    家と浮雲町という重荷を背負うコウ。

    熾烈な芸能界で光を求める夏芽。

    もう二度と交わることのないだろう2人の人生。
    だけど…。

    いろいろあった末に結ばれた熟年カップルという結末も余韻があって良かったと思います。

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