惡の華

常磐(ときわ)と生きていくため、仲村(なかむら)に会いに行くと決めた春日(かすが)。
海沿いの町で穏やかに暮らす仲村と、春日は3年半ぶりの再会を果たす。
夏祭りの日、あの瞬間まで春日は信じていた。
仲村と二人‘クソムシの海’から抜け出すのだと……。
それは、ずっと春日の心を過去に縛り付けていた疑問。
かつて二人で見た夕焼けと同じ空の下、春日はあの時、自分を突き飛ばした理由を仲村に問いかけるが……!

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コメント

  1. user より:

    最終巻。

    初めて惡の華を買った時は「なんで買っちゃったんだ……」と頭を抱えました。
    思春期のエグイ部分をとにかくはぎとり、痛い痛すぎるの連続。
    恥ずかしいですが、わたしにもあった若い頃の破壊衝動を思い出させられ「もうイヤ……読むけど……」というかんじでした。

    高校生編に入ってどんどん普通になっていく物語を読みながら、そこに生じる空っぽの感覚に「もういいかな」という後悔がありました。

    しかし、9巻を読んで自分の過ちに気づきました。
    中学生編で終わらなかった意味、高校生編に続いた意味。
    涙が出ました。

    大抵の人は後悔しているであろう痛い過去を赦してくれる。
    それでいいんだよ、と背中を押してくれる大切なマンガになりました。

    普通である愛おしさ、苦しさ。
    同時に自分の中にある暗い気持ち。
    それでも幸せを掴みたいと思う気持ち。

    最終巻を読んで、穏やかな涙が出ました。
    集めた意味があったと心から思います。
    ありがとう。

  2. user より:

    青春とは疾風怒濤、吹き荒ぶ風と、猛り狂う波と、
    そして海辺での殴り合いだ。

    それはもう、お決まりのパターンなのだ。

    青年期を「疾風怒涛」と表現したのはアメリカの心理学者G.S.ホールであるが、彼が提唱した学説に「心理的反復説」というものがある。

    個人の発達は生物としての人類が辿った進化の歴史に似た発達段階を繰り返す、というもので、
    要するに文化や時代は違えど結局人は、過去の人が繰り返してきた同じパターンの反復でしか成長していけないんだよ、ということである。

    結局みんなふつうに生きて、ふつうにセックスして、ふつうに死んでいくんだよ。

    それしかできないんだよ。

    それのどこがいけないの?

    物語は永遠に続く繰り返しとして、幕を降ろした。

    これは永遠に終わらない春日青年の思春期の記録であり、
    永遠に繰り返される人類の歴史の一部なのだ。

    …とまで言ったら、言い過ぎか。

  3. user より:

    うわ~すげ~。

    って言うてた。
    なんか知らんけどちょっと感動もした。
    これはおもろい。
  4. user より:

    もっと劇的な最終回を期待していたが、中村さん以外はそれぞれ普通の幸せを手に入れて行ったようである。
    結局は思春期の不安定な精神世界だけが面白かっただけで、第二部はそれを収束させただけのようだ。
    ただ中村さんだけはさらに冥府魔道をいくのだろうか、しかし物語はリフレインすることで終わってしまった。
    ちょっと期待はずれ。
  5. user より:

     6巻くらいから際立ってきたと思うんだけど、キャラクターの表情が異様に強くなって、直視されると次のコマ行けない的な。
    『みーまー』の大江湯女とかを凌駕する眼力があると思う。

     これは若いうちに読んだ方が結構効くと思うな(中2~3とか)まあ、どうなっても保証は出来んけど!

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