さんかれあ

母・柚菜(ゆずな)もまたゾンビとなっていた。
封印された悲惨な過去を思い出した千紘(ちひろ)は礼弥(れあ)を救いたいという想いを一層強くする。
だが、少女に残された時間は既に無かった。
講堂にて対面する二人。
理性を失った礼弥を相手に、千紘は無謀な賭けに出るのだが……。
二人を待ち受ける運命、その結末とは!
「さんかれあ」のその後(?)を描く特別読み切り「しろまびと」も収録。

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コメント

  1. user より:

     遅まきながら、最終回を読ませていただいた。
    優れた最終回だったように思う。

     この作品をご都合主義と評価することもできるだろうと思うが、この物語で描かれるご都合主義は、ストーリーのために展開やキャラを犠牲にしているものではない。
    キャラたちに報いるような、そんな優しいご都合主義である。

     ホラーとして、そしてそこにまつわる切なさの描写としては本当に優れた内容だった。
    結末と、巻末に収録された特別番外編の優しさと美しさは得難いものがある。

     良い作品を読ませていただいた。
    この巻にしても、このシリーズにしても、変わらず星五つを捧げたい。

  2. user より:

     わたしの六月はゾンビ月間。

     完結巻なので基本構造は割愛。

     長らく積んであったが、実はこの最終巻だけ発売当時新刊で購入していた。

     やっと追いついたのに完結しちゃったので、急いで読まなくていいやと思っていたらこんなに年月が経ってしまった。

     
     女の子ゾンビとの恋愛譚という事で、もっと死と不死性を強調したコメディよりのラブロマンスと思っていたが、しっかりしたホラーを土台に据えたロマンスだったことが嬉しかった。

     朽ちていく身体、薄れていく理性。

     そんな文字通りの限界の中で、己を掴んでいく。

     結末を語ってしまうのは野暮なので控えるが、そんなホラーなラブロマンスとして一番の着地点に到達したと思う。

     葬儀に出席したヒロインを温かく受け入れる皆の姿は、ご都合展開ではなく状況を知るすべての人の理解を示しているように思う。

     おまけマンガまで含め、完璧な終章に満足。

     きれいに実写で映画化してほしくもあるが、日本でやるとコスプレコントになっちゃうんだろうな。

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