
「じゃーな、西宮(にしみや)」。
硝子(しょうこ)を庇って大けがを負い、眠り続ける将也(しょうや)。
前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。
バラバラになった仲間たちの「こえ」にそっと耳を澄ませる――。
繋がる想い。
そして、再開した映画作り。
時を刻み始めた彼らの世界に、待ち受ける未来は――。
映画化 原作漫画
「じゃーな、西宮(にしみや)」。
硝子(しょうこ)を庇って大けがを負い、眠り続ける将也(しょうや)。
前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。
バラバラになった仲間たちの「こえ」にそっと耳を澄ませる――。
繋がる想い。
そして、再開した映画作り。
時を刻み始めた彼らの世界に、待ち受ける未来は――。
コメント
一人の人間の罪と罰に対して、聲の形は群像劇で、罪と罰というよりは、罪も含めた人間の多面性を、清濁併せ呑むように描き切った。
ヒゲダンのライブ音源の『スタンドバイユー』が似合う最終巻。
5巻あたりは表情で魅せるところが作者としては珍しい。
作者は、かなり冷ややかな高い視点で人間や人間以外に興味を持っている。
『不滅のあなたへ』に行くのは必然に思える。
今まであれこれ好き勝手な批評したぶん、ここまできたら、もう何も言うことはないかな。
ヾ(´ω`)
何もかも解決して~なんていう、ありふれたエンディングじゃない。
すっきりとした終わりではなくて、これからを感じさせる結末が良かった*
確かに解明されていない部分があって疑問は残ったし、消化できてないところもあるけれど、でもそれがこの作品の持ち味というか。
きっと読み返すたびに、新たな発見をさせてくれることだろう。
ラストで将也が開いた扉の向こうに広がっていたのは、つらいだけの過去か、あるいは如何様にも変えてゆける未来の可能性か…
そんなことを思いながらもう一度読み返してみたら、また違った見方が出来るかもしれない。
障がいのことやイジメのこと…だけじゃない多くのことを、この作品には考えさせられたけど、多分これからも考え続けるのだと思う。
自分にとって、そのきっかけの一つをくれた作品になった。
出会えてよかった。
何者かになるため、みな進むべき道を固めていく。
そんな過程とこれからの道をいいな、と思うとともに、自分もそうやって歩みたいと思わされた。
将来という道に悩んでいる人におススメしたい。
泣いて済むなら…泣いてほしい
もし俺が 今日からやらないといけないことがあるとしたら
もっとみんなと一緒にいたい
たくさん話をしたり 遊んだりしたい
それを手伝って欲しい 君に 生きるのを手伝ってほしい」”[p.35]
完結。
前巻が鬱だっただけに、今回のパーッと道が開けていく感じというか、光が照らされていく感じに救われました。
みんながみんな仲良くニコニコとかじゃなくて、少しずつわだかまりもあるんだけど、それでも共に生きていく、っていう。
それぞれのたくましさに心打たれた。
これからもきっと大変だけど、一歩ずつ一歩ずつ、苦労して苦悩しながらも、前に進んで行ってほしいです。