
「じゃーな、西宮(にしみや)」。
硝子(しょうこ)を庇って大けがを負い、眠り続ける将也(しょうや)。
前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。
バラバラになった仲間たちの「こえ」にそっと耳を澄ませる――。
繋がる想い。
そして、再開した映画作り。
時を刻み始めた彼らの世界に、待ち受ける未来は――。
映画化 原作漫画
「じゃーな、西宮(にしみや)」。
硝子(しょうこ)を庇って大けがを負い、眠り続ける将也(しょうや)。
前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。
バラバラになった仲間たちの「こえ」にそっと耳を澄ませる――。
繋がる想い。
そして、再開した映画作り。
時を刻み始めた彼らの世界に、待ち受ける未来は――。
コメント
第一巻はちょっと読んでいて苦しかったが読み終えて納得の作品でした。
連載中から話題になっていましたがこの7巻で完結させたのは(作家さんはもちろんですが)編集の素晴らしい判断だったと思います。
「話題になっているから」とあれ以上完結を引き延ばしたらあの読了後の感動はちょっと違ったものになっていたと思う...
そして全ての登場人物の心情を表現しないで「理解できないところは理解できない!
」とそのまま描かれているところがやたらと物語をリアルに感じさせます。
.....友達の輪の中でも遠いところと近いところをちゃんと描いている作品は珍しいかも?
劇場アニメ化決定らしいですが物語序盤があれですから、まぁ正解なんでしょうね。
とても楽しみにさせていただきます。
作家さんの次作に期待ですね。
…そう思っても泣けてくるのは何故なんだろう。
彼らの一つのピリオドは素晴らしい形になったと思います。
そんな上手くいくわけないじゃん。
漫画だから上手くいくんだよ。
現実はそんなに甘くないんだ。
…正直な所、そんな風に思ってしまうくらい、彼らの選択・歩みは出来すぎなくらい明るく希望に満ちています。
それでも、例えそれがフィクションだったとしても、どうしようもなく切なくなるものがあります。
それは多分、ハリウッド映画のように巨大な困難を画期的なアイディアや力で乗り越えたから得られるカタルシスではなく、日々の営みの中で誰もが少しずつ傷つき、けれどしっかり古傷として残りながらも、本当に少しずつ少しずつ癒されながら歩み続けている姿を描いているからじゃないかな、と。
そしてきっと、誰もがそういう経験を持っているからこその共感。
共感。
そう、今の自分と照らし合わせて苦しかったり切なかったり、羨ましかったり妬ましかったり。
それでも、将也や硝子達に幸せになって欲しいと願うのは、きっと自分も幸せになりたいと思うからでしょうか。
彼らのように前向きには生きられないけれど、それでもそんな風に思えたのはこの作品のおかげなのかもしれません。
ていうか、将也、リア充過ぎて共感できねぇ…っ!
彼女が美少女の上に、ボーイッシュ妹、しかも蓮っ葉幼馴染とかありえねぇ…!
世の中いざこざの原因は悪意や奸計よりむしろ誤解と怠惰。
そんな言葉を思い出す。
誤解と怠惰がメインだけれども、少量の悪意や奸計それから暗愚がもたらすいざこざの数々に胸糞が悪くなる。
倦むな弛むな考えろ!
なんて思ってしまうけど、できないこともわかってる。
完璧ではない人間で、それでも必死にあがいてて。
みんなちょっとずつ変わっていく。
いい。
頭がくらくらしてくる。
佐原さんが一番好きだー。
小学生の時彼女の隣に真柴くんがいてくれればよかったのに。
最初は、クセのある絵とイジメの当事者を擬似体験しているような息苦しさで辛かった。
いじめる側からいじめられる側への突然の転換。
加害者の無邪気な悪意とそれを受け止める側の悲劇が、この漫画の一つの醍醐味だと思う。
それにしてもなんと閉鎖的な世界か。
後半になるに従い、主人公を取り巻く世界が少しずつ広がるが、もっと大人や他者が交われば、ここまで傷は大きくならないのではないだろうか。
一方でこの漫画を読むと、親の出来ることは限られていることにも気づく。
たとえいじめられてもそれをやり過ごすだけのメンタルの育成とか、最後まで味方でいるとか、それくらいのものだ。
結局は本人が少しずつ自分や世界を変えていくしかない。
そういうことを本気で考えさせられる本だった。
前の展開ちょっとびっくりして、久しぶりの泣きそうな感じがきた。
全巻読んだあとですぐネットで調べて、映画化を期待してる!
もちろん、大今先生の新しい作品も期待してる!
いまファンになった。