田島列島短編集 ごあいさつ

「どうすればお金のもらえる漫画が描けるのかそればかり考えていました。
それでも今見れば好き放題に描いて幸運にもお金をもらえた漫画たちです」(田島列島)連載デビュー作『子供はわかってあげない』で各マンガ賞に上位ランクインし、現在は別冊少年マガジンで話題作『水は海に向かって流れる』を連載中の田島列島、初の短編集。
表題の「ごあいさつ」は、姉の交際相手の奥さんが突然部屋を訪ねてくるという’大事件’を瑞々しい感性と言葉で切り取り、かわぐちかいじ氏、さだやす圭氏に絶賛された2008年の新人賞受賞作。
その後10年の月日をかけて発表され続けた珠玉の短編全7編に加え、「モーニング」誌上に時々掲載されていた1P漫画やイラストも収録。
ファン必読、オールアバウト田島列島とも言える一冊です。

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コメント

  1. user より:

    7短編。

    ・ごあいさつ ★
    ・官僚アバンチュール
    ・おっぱいありがとう ★★71ページの1ページ2コマ!

    ・お金のある風景
    ・ジョニ男の青春
    ・花いちもんめ~おらが村にUFOが落ちた~
    ・Not found
    ・おまけ 蔵出し田島列島

  2. user より:

    2008年から17年にかけての7作品を収録した初短編集。
    『水は海に向かって流れる』で魅了され、『子供はわかってあげない』を経て、ここまで来てしまった。
    同様の人は少なくないはず。

    表題作「ごあいさつ」と「おっぱいありがとう」が特に印象的。
    あと「官僚アバンチュール」も。
    ほかSFチックなものや初恋的なものなど、多様である。

    と同時に、贈与や手助けを通じた感情のやり取りや、セリフやト書きに頼りすぎない繊細な心理描写など、のちの作品に通底するものも各話で垣間見られる。
    なかでも後者は、『水は』でさらに徹底されていった。
    きっと、読者を信頼されているのだろう。

  3. user より:

    どの短編もそれぞれ違う味があって、それぞれにファンがつきそうな幅広さがありました。
  4. user より:

    この、「学生時代にマンガが上手い同級生が描きためたノートを読ましてもらってる」感がよかったです。
    馬鹿にしてるとかじゃなくて褒めてる…。
    現実にこんなレベル高い漫画を見せてくれる同級生はいなかったけど。
    自分が好き勝手にノートに描いてた完結しない落書きなんかも思い出した。
    失礼
  5. user より:

    飄々としたような漫画なのに、あたたかでキャラクターの気持ちが行間から伝わるような、そんな不思議な作品。

    表現はこんなにもマンガチックなのに、どうしてか人物たちの気持ちはもの質感を伴って伝わってくる。

    ゆるい漫画のように読めるのに、その実重たいテーマの短編ばかり。
    感じたことのない読み心地の漫画である。

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