
【少女漫画を愛する、すべての人へ!
】『ベルサイユのばら』、『ガラスの仮面』、『パタリロ!
』、『あさきゆめみし』、『おしゃべり階段』… 私たちのそばには、いつだって’少女漫画’があった――…!
松田奈緒子が贈る、名作少女漫画5作へのリスペクトが込められた、愛情たっぷりのオムニバスストーリー!
映画化 原作漫画
【少女漫画を愛する、すべての人へ!
】『ベルサイユのばら』、『ガラスの仮面』、『パタリロ!
』、『あさきゆめみし』、『おしゃべり階段』… 私たちのそばには、いつだって’少女漫画’があった――…!
松田奈緒子が贈る、名作少女漫画5作へのリスペクトが込められた、愛情たっぷりのオムニバスストーリー!
コメント
「あさきゆめみし」を読んだのはそのころだったと思う。
私は葵の上に心底同情した。
義理の母に愛をささげながらも、数々の女に手を出す男。
その男に毅然とした態度をとれば冷たいと言われ、最後は男の愛人である六条の御息所に呪い殺される。
一番愛されていたわけでもないのに。
他の少女漫画のヒーローは、一人の人を愛して、それをたった一人の「妻」にしているのに、源氏という男は何と不実な男だろうと腹をたてた。
そして、己が流されやすいがゆえに悩む男にふりまわされるのだけはごめんだと思った。
「かめはめ波」は修行すれば出せるかもしれないなどと思っていた小学生だった私が、「男」や「女」や「しっと」というものに、得体のしれないものを感じ、感情を高ぶらせたのは確かだ。
今、暇に任せて、昔読んだ少女漫画を読み返している。
そのころ、憧れたヒーローが出てくる漫画を読み、鼻で笑い、毒づく自分がいる。
しかし、「あさきゆめみし」を読むと、プライドを優先させてしか生きていけなかった葵上の悲しさや、「面倒くさい女」と思っていた六条の御息所のもっていきようのない憎しみがわかる。
松田奈緒子の「少女漫画」は、往年の名作をモチーフにした作品集である。
それらの作品を初めて読んだときの感情のたかぶりや、読み返したときの発見が、また新たな作品に生まれかわっている。
最終話の「男は自分達の価値観に女が近付くのはかまわないけど自分達が女の価値観に近付くのは絶対にイヤなのよ」というセリフに、自分の中の「男」を見た気がした。
このフレーズはたしかコーラス創刊のときのものだったと思います。
まだ少女漫画なんて読んでるの?的なことを言われる年齢というのは必ず誰にでもくるわけでして、でも少女マンガ大好き、でももう大人、でも好き、、、、という葛藤が本人にもあったり。
そんな読者にとって少女マンガのほうが大人の読み物としてたえうるものになってくれたらそれはもう最高なわけです。
きっと同世代なら心のどこかに残っているんだろうなあ。
そしてただ浸るのではなく、そこから毎日をたくましく生きていく様々な女性たちの姿がとても美しい。
漫画好き女子に読んで!
って言ってまわりたい