消えた初恋

「ありがとうって気持ちが止まらないんだ」 同じ大学を目指して、受験勉強を頑張る青木と井田。
初詣で合格祈願をするけれど、ふたりの絆が試されるような事件が…!
あっくんと橋下さんは、進路は別れたけれど、お互いの道を応援し合って…? そして、いよいよ、卒業の時――…!
ときめいて優しい最終巻です。

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コメント

  1. user より:
    消えた初恋 9 (マーガレットコミックス)

    青木と井田の大学生生活も見たいし、社会人生活も見たい!
    どうしたらこの夢が叶うのか?!
  2. user より:
    消えた初恋 9 (マーガレットコミックス)

    ”割愛”の経緯を考察

    『俺物語!
    』作者の一人のアルコさんが作画を手がけた作品であり、各種レビューが高いことから手にとり最終9巻まで読んだ。

    少女マンガで学園ものではあるが、新しい要素がふんだんに盛り込まれており飽きさせない内容で、今も繰り返し読んでいる。
    歴史ある小学館漫画賞の少女向け部門を受賞しており、評価が高いのも納得である。

    小さな誤解がきっかけで起こる男子高校生同士の恋愛がメインのストーリー。
    少女マンガの王道である”ときめき”はもちろん、ギャグ要素やハートフルな場面もあり、何よりもクラスメイトである青木と井田の主人公2人だけでなく、周りのキャラクターふくめて皆それぞれ温かいのがいい。

    BLは特に読んだことがなかったが、違和感はなく誰でも楽しく読める内容だと思う。

    最終9巻の第35幕で2人が京都の大学を受験するために宿泊しているが、試験後の宿泊部屋での様子が”割愛”されていることが話題になった。

    概略は以下の通りである。

    先に入浴を済ませた井田が出てきた際に、次に入浴を待っていた青木に対して
    「やっと受験終わったから待ってるって意味なんだけど わかるか」
    と声をかけた。

    青木は「わかる」と返事はしたものの、浴室のドアを閉めて驚きと戸惑いの表情を見せたところで、急に
    「その後のことは”割愛”するが こうして俺らの受験は一段落した」
    というコマが入り、その場面は突如終わる。

    この”割愛”を受けて、唐突な印象はあるが高校生向けの別冊マーガレットだから仕方ない、せめて2人のいい雰囲気だけでも描けなかったかという様々な反応をネットで見かけたが、バッサリ”割愛”の理由は別にあると考察している。

    例えば宿泊の舞台である京都市には、青少年の健全な育成に関する条例、すなわち青少年保護育成条例がある。
    その第12条によると青少年の年齢は18歳未満。

    当然青少年に対するわいせつ行為は禁止されている。

    問題は主人公2人のうちの井田の誕生日にある。

    5巻の第21幕で大学入試の約1年前に、井田の誕生日を青木が祝うためにアルバイトを始めるくだりがあり、そこで誕生日は「3月8日」とあった。

    2人が受験した大学は秀英大学という当然架空の京都の大学だが、私大であれば通常多くの試験は2月中に行われ、国立であっても前期日程は2月下旬に行われる。

    一方高等学校の卒業式は全国的に3月1~2週目の前半に行われることが多い。

    第35幕から最終幕までの流れは
    秀英大学入試・宿泊→Web合格発表→卒業式
    である。

    入試のために宿泊して”割愛”した直後に「気がつけば合格発表前日」とあり、卒業式の直後の場面では、「いい感じの下宿もうほとんど埋まっていたんだから」とルームシェア延期を残念がる井田に対して、なぐさめの言葉をかける青木の発言がある。

    この流れを考えると、入試のために宿泊した日から卒業式まで最低でも3日以上はあることが分かる。

    卒業式が遅くて3月10日だとしても、宿泊した日は井田の誕生日3月8日より前の可能性が高い。

    つまり入試のための宿泊当日には井田はまだ17歳であると読めてしまうのだ。

    仮にも青少年向けのマンガで、既に18歳の青木が犯罪者になってしまうというとんでもない状況は避けないといけない。
    そのため青木の入浴前までギリギリ描かれたものの、後のシーンをカットせざるを得ず”割愛”となったのではないか。

    ”割愛”されたのは別冊マーガレット掲載だったから、あるいはBLだったからではなく、上記の通り条例違反に該当する可能性の高い内容のため、出版社のコンプライアンス(法令遵守)の規程上、削除せざるを得なかったと見るのが妥当であろう。

    たとえ大人向けの雑誌の掲載であっても、異性同士の恋愛であっても同じ対応になったはずだ。

    この作品は原作のひねくれ渡さんが同人誌に過去に掲載していたものをアルコさんの作画で描いていて、当初は短期で掲載する予定だったとある。

    1巻の内容のみで終わる予定だったが好評のため、その後のネームをひねくれ渡さんが徐々に描き加えていき、アルコさんがより詳細なネーム作成と作画を行って、この最終9巻まで連載が続いたとお二人と編集者のインタビューに書かれていた。

    こういった約3年に渡る連載の経緯から、5巻の第21幕での井田の誕生日が出てくるイベントが掲載された当時にはまだ、いつどのように物語を終結させるかは決まっていなかったことが推測できる。

    井田の誕生日がもう少し前の設定であったなら”割愛”までしなくても、ある程度余韻を残す描き方が出来たかもしれないが、ただその多少の違和感を補っても余りあるほど秀逸な作品だと思う。

    ちなみに第34幕の記憶喪失の展開も是非があるが、受診する病院の名前が”日根暮(ひねくれ)医院”、再会を果たすレストランの名前が”アルコ・バレーノ”。

    読者はハラハラさせられたが、作者のお二人の”いつ夢だと分かるか?”というメッセージが込められているようで興味深かった。
    もしかしたら次の第35幕の”割愛”の影響を受けて、急遽加えられた記憶喪失の展開だったのかもしれない。

    インタビューやコミックスの巻末などで、この作品の連載で初めて組んだ、アルコさんとひねくれ渡さんの互いの才能の信頼関係が醸成されていった様子が読み取れた。
    ひねくれ渡さんは別冊マーガレットで連載作品のデビュー作となったが、初めてのタッグでここまで面白いマンガが完成できたのは素晴らしいことである。

    2023年2月号の別冊マーガレットにて、お二人のタッグの新作『内緒話とビオトープ』が読み切りで発表されていることを知った。

    ぜひとも読んでみたい。

  3. 児童向け少女漫画より抑えた表現

    1巻から最終話まで堂々と電車の中でも読める内容です。
    絵も綺麗だし話も面白いし満足ですが、刺激を求めてはいけません。
  4. mmtmさん より:
    よかった

    もともとこういうBL的な漫画を読むのは苦手な方でしたが、それでもラストまで読むことが出来たのは変になまなましくなく、登場人物達もいい子が多かったからだと思う。
    女の子キャラもちょうどよく関わってて、色んな恋愛を見れたのもでかいです。
    絵も綺麗で好みでした。
  5. user より:
    消えた初恋 9 (マーガレットコミックス)

    全巻を通して、ギャグありキュンありでほんわかする素敵なお話でした。
    アルコ先生の描くミニキャラの変顔が面白くて、そんなネタを詰め込んでくれるひねくれ渡先生も最高!
    って思いました笑 高校卒業で完結ということですが、欲を言えば大学生編として続いて欲しいです。
    もっともっと2人の今後が知りたいなあと思いました。
    ドラマについても、続編を希望してます笑
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