夕凪の街 桜の国

昭和30年、ヒロシマを舞台に一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。
最もか弱き市井の人たちにとって戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか。
こうの史代が描く渾身の問題作。

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コメント

  1. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    著者の略歴の箇所の「趣味は図書館通いと、カナリアの<たまのを>を腕にとめて夕焼けを見せてやること。
    」っていうの素敵だなぁと思った。

    <たまのを>という名前がなんか凄い。

  2. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    原爆にあった平野皆実23歳。
    母も原爆にあった。
    姉は原爆の2ヶ月後に死に、弟旭は疎開していた。

    皆実は恋人をつくらず、原爆後遺症により10年後に亡くなった。

    石川七波は、看護師の幼馴染東子と父の後をつける。
    父は広島を回っていた。
    父は、原爆後に広島に戻り、母と住み、そこに出入りしていた娘太田京花と結婚。
    七波と息子凪生を生んだのち、血を吐いて死んだ。
    息子も喘息がある。
    これが原爆のせいかは分からない。
    凪生は医者だが、看護師の東子との結婚を東子の家族から反対されていた。

    父は石川旭、平野皆実の弟だった。

  3. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    映画公開当時に、映画を見終わってすぐ読みました。

    学校で“戦争”について長年教えられてきて、戦争はいけない!
    と考えてはいるけど、心のどこかで「じいちゃんばあちゃん達の時代のこと。
    遠い時代のこと」と思っていて、自分と距離が離れていた。

    けれど、この作品を観て読んで、この時代に自分と同じ世代の女性たちがいたこと、自分たちと同じように生活していて笑ったり悩んだり誰かを想っていたことに気づかされました。

    当たり前のことなのに気づいてなかった。
    そのことに、頭を殴られたような衝撃でした。

    そして戦争で奪われたものの大きさや苦しみを、今までよりもリアルに想像することができました。
    それが今もなお続いていること、決して遠い時代のことではないことも。

    大切な一冊です。

  4. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    昨年の東日本大震災のあとに、広島・長崎の原爆が頭によぎりました。

    随分と昔に購入したこの書を、本棚から引っ張り出し読みたくなったのです。

    昭和20年8月 6日のあの日、広島での悲劇は、後世までも苦しめている。

    平和ボケの私は何をやっているのだろうか.... 。

    こうの先生の絵タッチが、淡く優しく、戦争を知らないものたちに伝えてくれる。

  5. user より:
    夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

    「『広島』のことではなく『ヒロシマ』のことだった」
    と著者ご本人が解説で書いた通り、原爆投下を体験した民衆の視点を描いています。

    原爆から数年数十年と経った時、あの出来事とどう距離を保ちつつ向き合っていけば良いか。
    一人一人の命がその地で確かに在ったのだという当たり前のことに気付かされる重みのある作品です。

    「夕凪の街」
    被曝して10年。
    生きている喜びをやっと感じられたのも束の間、襲い来る現実は受け入れがたい。
    ただただ悲しい。

    「桜の国」
    原爆は決して過去のものではなく、今なお身近に感じ背負い続ける人はいる。
    過去から学ぶことの大切さ。
    風化させてはいけないと思った。

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