夕凪の街 桜の国 ドラマ化 原作漫画 2023.08.31 昭和30年、ヒロシマを舞台に一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き市井の人たちにとって戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか。こうの史代が描く渾身の問題作。 レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) 著者の略歴の箇所の「趣味は図書館通いと、カナリアの<たまのを>を腕にとめて夕焼けを見せてやること。」っていうの素敵だなぁと思った。 <たまのを>という名前がなんか凄い。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) 「その〈週間ポスト〉に北野武の(東日本大震災についての)インタビューが載っていた。 “「二万人が死んだ一つの事件」じゃなくて、「一人が死んだ事件が二万件あった」”」(桜庭一樹『本のおかわりもう一冊』より) この漫画は、まさにその、死んでしまった“一人”の視点からヒロシマを描いている。 原爆投下は戦争という、国と国、体制と体制、思想と思想の対立の末の大きな犠牲であるけれども、それはすなわち、遠い異国の名も知らぬ人間に、訳の分からぬ理由である日突然だれかが殺されたという「事件」がたくさん在ったということである。 たくさんの人が死んでしまったという表現では生温い。“一人”の人が死んだ事件が、事実が、その日、たくさん在った。その“一人”はたまたま隣にいた人だったかもしれないし、もしかしたら私だったかもしれないという恐ろしい事実が。 嬉しい?十年経ったけど原爆を落とした人はわたしを見て「やった! またひとり殺せた」とちゃんと思うてくれとる?(p.33) 2013.05.13
コメント
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
」っていうの素敵だなぁと思った。
<たまのを>という名前がなんか凄い。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
“「二万人が死んだ一つの事件」じゃなくて、「一人が死んだ事件が二万件あった」”」
(桜庭一樹『本のおかわりもう一冊』より)
この漫画は、まさにその、死んでしまった“一人”の視点からヒロシマを描いている。
原爆投下は戦争という、国と国、体制と体制、思想と思想の対立の末の大きな犠牲であるけれども、それはすなわち、遠い異国の名も知らぬ人間に、訳の分からぬ理由である日突然だれかが殺されたという「事件」がたくさん在ったということである。
たくさんの人が死んでしまったという表現では生温い。
“一人”の人が死んだ事件が、事実が、その日、たくさん在った。
その“一人”はたまたま隣にいた人だったかもしれないし、もしかしたら私だったかもしれないという恐ろしい事実が。
嬉しい?
十年経ったけど
原爆を落とした人はわたしを見て
「やった!
またひとり殺せた」
とちゃんと思うてくれとる?
(p.33)
2013.05.13
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
感性が素敵
本当に良い内容だと思います。
読んで損はしません。