夕凪の街 桜の国 ドラマ化 原作漫画 2023.08.31 昭和30年、ヒロシマを舞台に一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き市井の人たちにとって戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか。こうの史代が描く渾身の問題作。 レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) こういうアプローチの仕方もあるんだと。 そのものを描かずに原爆の恐ろしさを描いている。 戦争が終わったからといって終わる問題ではない。 やさしいタッチで描かれるからこそ余計に胸に迫る。 生き残ってしまった後ろめたさ。だけど、意味もなく死ぬのは辛い。「やった、また一人殺せた、とちゃんと喜んでくれとる?」という言葉はずしんとくる。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) 原爆にあった平野皆実23歳。母も原爆にあった。姉は原爆の2ヶ月後に死に、弟旭は疎開していた。 皆実は恋人をつくらず、原爆後遺症により10年後に亡くなった。 石川七波は、看護師の幼馴染東子と父の後をつける。父は広島を回っていた。父は、原爆後に広島に戻り、母と住み、そこに出入りしていた娘太田京花と結婚。七波と息子凪生を生んだのち、血を吐いて死んだ。息子も喘息がある。これが原爆のせいかは分からない。凪生は医者だが、看護師の東子との結婚を東子の家族から反対されていた。 父は石川旭、平野皆実の弟だった。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) 被爆者、というと特別な存在のようだがそうではないことを教えてくれる。広島に落ちた原爆、長崎に落ちた原爆、そこで生き延びた人たちとその家族、子孫たち。この経験が消えないことと同じように、いのちがつながっていくことが当たり前なんだと思うことができた。 作者があとがきで指摘しているように、関東の人たちには、知る機会がなかったことでよくわかっていない人がいる一方で、周辺に被爆者はいなくても資料や証言を通じて知ったことで、より深く知ろうとし、自分にできることはないか、と自問を続ける人たちも少なくないことを想起した。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) どう足掻いたってわたしには広島の血が流れている。このことを悲観的に捉えたことは一切ないけどそう見る人だっているよなー。重くも軽くも受け止めてわたしは生きてる、ちゃんと生きてるよ
コメント
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
そのものを描かずに原爆の恐ろしさを描いている。
戦争が終わったからといって終わる問題ではない。
やさしいタッチで描かれるからこそ余計に胸に迫る。
生き残ってしまった後ろめたさ。
だけど、意味もなく死ぬのは辛い。
「やった、また一人殺せた、とちゃんと喜んでくれとる?」という言葉はずしんとくる。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
母も原爆にあった。
姉は原爆の2ヶ月後に死に、弟旭は疎開していた。
皆実は恋人をつくらず、原爆後遺症により10年後に亡くなった。
石川七波は、看護師の幼馴染東子と父の後をつける。
父は広島を回っていた。
父は、原爆後に広島に戻り、母と住み、そこに出入りしていた娘太田京花と結婚。
七波と息子凪生を生んだのち、血を吐いて死んだ。
息子も喘息がある。
これが原爆のせいかは分からない。
凪生は医者だが、看護師の東子との結婚を東子の家族から反対されていた。
父は石川旭、平野皆実の弟だった。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
広島に落ちた原爆、長崎に落ちた原爆、そこで生き延びた人たちとその家族、子孫たち。
この経験が消えないことと同じように、いのちがつながっていくことが当たり前なんだと思うことができた。
作者があとがきで指摘しているように、関東の人たちには、知る機会がなかったことでよくわかっていない人がいる一方で、周辺に被爆者はいなくても資料や証言を通じて知ったことで、より深く知ろうとし、自分にできることはないか、と自問を続ける人たちも少なくないことを想起した。
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
このことを悲観的に捉えたことは一切ないけどそう見る人だっているよなー。
重くも軽くも受け止めてわたしは生きてる、ちゃんと生きてるよ
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
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忘れてはならない記憶。
それでも一生懸命(時には軽やかに)生きる人々。
もっと何回も読み返したいと思った。