
呉市に嫁いだすずは、不器用ながら北條家に溶け込み日々を過ごしてきた。
だが、やがて戦争の匂いがすずの暮らす街を色濃く染めていく。
空襲、原爆、終戦。
戦争が一人の女性の小さな世界を歪ませていく。
ページを捲る手が震える、魂の最終巻!
映画化 原作漫画
呉市に嫁いだすずは、不器用ながら北條家に溶け込み日々を過ごしてきた。
だが、やがて戦争の匂いがすずの暮らす街を色濃く染めていく。
空襲、原爆、終戦。
戦争が一人の女性の小さな世界を歪ませていく。
ページを捲る手が震える、魂の最終巻!
コメント
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
すずさんと周作さんの会話が好きです。
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
終戦後、たった二十数年しか経っていない広島に生まれたが故に。
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
やわらかく、温かいタッチで淡々と描かれると、残虐に描かれるよりもグッときますね…。
腕のなくなった主人公が、あまりにポカーンとしすぎていて呆然。
感情移入できない、とかではなくて…逆にリアルだな、と思いました。
突然急に何かを失う、と言うことは、こういうことなんだな、と。
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
上巻からの感想を全部かきます。
ネタバレするのでご注意。
たくさん戦時中の本を読んだりドキュメントを見てきましたが、これは素晴らしいのでぜひ読んで欲しい本です。
絶賛できます。
日常を丁寧に描いている上、主人公すずの可愛らしい性格も相まって、うっかり戦時中だということを忘れそうになりながら、「何年何月」という進み方のため、じわりじわりと「戦争」というものが実感できてしまいます。
同じ著者でやはり広島の「夕凪の街 桜の国」がありますが、わたしはこちらの「この世界の片隅で」の方が胸にきました。
上巻は比較的というかかなり穏やかです。
主人公を筆頭にその周りの人も表情が暗くなく、この本が戦争ものだということを忘れてしまいそうでした。
なによりすずの無邪気で可愛らしいこと。
少女時代からお嫁に行くまでです。
むしろ、お嫁に行った先で大丈夫なのかなあと心配になってしまいました。
中巻は、いよいよ空襲がくるものの、まだまだ穏やかでした。
すっかり家族になって周りとも溶け込んだすずとその家族の微笑ましいお話が多く、戦争ものというより人情もののような…
旦那さんとの初々しいお話につい頬が緩んだりしました。
不幸なこともあるし不便なこともあるし理不尽なこともあるけど、それでも幸せそうでした。
下巻。
怒涛の展開にもう目が離せませんでした。
一気に終戦まで。
戦争で大切なものを失う理不尽さとそれによって受ける精神的打撃に、無邪気だったすずの表情の変わりように胸が締め付けられました。
それでも、最後はこれから頑張って生きて行こうという暖かさで〆られて、復興していく彼らの姿も見たいなと思いました。
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
戦争を知らない世代が多くを占める今の時世、語り継がれるべき作品だと胸を張っておすすめできます。