この世界の片隅に

呉市に嫁いだすずは、不器用ながら北條家に溶け込み日々を過ごしてきた。
だが、やがて戦争の匂いがすずの暮らす街を色濃く染めていく。
空襲、原爆、終戦。
戦争が一人の女性の小さな世界を歪ませていく。
ページを捲る手が震える、魂の最終巻!

レビューを見る

購入・お申し込みはこちら

コメント

  1. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    読了後、声を上げてないた。

    なぜか涙がとまらなかった。

    戦争・原爆、テーマは重いが、小さな生活の積み重ね上に今の僕らがいることを感じる。

    今と1945年が地続きにつながり、今を生きているのだと感じたのか。

  2. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    映画を先に見たので、最初のうちはのんちゃんの声が聞こえたり、音楽も色彩もあった映画の方がやっぱり良かったかな、と思いつつ読み進めましたが、下巻に至る頃にはそれもなくなり…。
    モノクロの世界に描かれるメッセージの一つ一つが刺さり、電車の中でなかったら号泣していたところでした。
    そして、最後の最後のカラーページの鮮やかさ。
    またゆっくり、思い切り涙を流しながら再読したい作品です。
  3. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

     上中下を通して読む。

     良質の作品を一気に読みきれる幸せ。

     日常とその中で起きた出来事の描写のバランスが秀逸。

     登場人物の「いい人ではない」ところが、豊かに描かれている。

     この作品を読んでよかった。

  4. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    普通の市民の視点から捉えた「戦争」。
    日常が少しずつ変わっていく。
    でも生活は続く。
    淡々と描かれる日常と、そこに時に何気なく、時に唐突に戦争の影が落ちる。
    理不尽で、恐ろしくて。
    それでも生活は続く。

    日常をひたすら淡々と描くことが徹底されていて、派手なシーンはほとんどないものの、それが戦争の理不尽さを際立たせる効果を果たしていて、ずっしり心に響く作品です。

    終戦を知った時の主人公の反応が私には意外で、でもそのあとじっくり噛み締めるとだんだんと分かるような気がしてきて、でもまだしっくり来ないような気もして。
    すごくリアリティを突きつけられたような気がした。

    時代考証にすごく時間をかけたことが伝わる、丁寧に作られた作品だと思いました。

  5. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    昭和9年の幼少期を経て主に昭和18年から昭和21年1月まで、広島県江波から呉の北条家へ嫁いだ主人公すずの日常を描いた全3巻の漫画です。

    映画も素晴らしかったですが、漫画の方が登場人物のより深い関係性が描かれ読み応えがありました。
    途中途中にある当時の日常コラムも程良い小休止となり思わずニヤリとします(特に中巻の径子お姉さんの問答集)。

    ちょっと抜けたところもある主人公すずの話し方と性格が、この時代の喧騒を少し落ち着かせてくれます。
    国自体は戦争の渦にありますが、そこで暮らす人々はあくまでも自分の生活が中心。
    配給や物資の不足、故郷を離れる寂しさや人間関係の気苦労はあるけれど、モノの少ない生活に工夫を凝らし、何より一日一日を穏やかに過ごそうとする人々の姿が生き生きと描かれています。

    しかしその気持ちを裏切るように、読み進めていく度に戦争の影は刻一刻と日常に迫ってきます。
    それはすずも例外ではありません。

    私は戦争を歴史としか知らない世代です。
    この作品を通し、戦争のなかで“普通”に生きようとする人々の“普通”さと、その度量の深さと強さの一端に触れられた気がします。

    多くの人に、長く読み継がれてほしいと願ってやみません。

    ==================
    「みんなが笑うて暮らせりゃええのにねえ」

タイトルとURLをコピーしました