この世界の片隅に

呉市に嫁いだすずは、不器用ながら北條家に溶け込み日々を過ごしてきた。
だが、やがて戦争の匂いがすずの暮らす街を色濃く染めていく。
空襲、原爆、終戦。
戦争が一人の女性の小さな世界を歪ませていく。
ページを捲る手が震える、魂の最終巻!

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コメント

  1. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    これまで積み重なってきた「普通の日々」が一気に覆され、
    喪失感だの絶望感だのが押し寄せる下巻。

    でも、そこに残るのはやはり「一所懸命生きていくこと」。

    歴史を顧みれば、この先に訪れるであろうさらなる苦難が
    想像されるのだけれど、それでも人はしっかり生きてきたのだなぁ、
    これからもそうなのだなぁと思います。

    あとがきに、僕が映画版を観て感じたこととほぼ同じことが
    書き連ねてあって、「ああ、間違ってなかったんだな」と感じました。

  2. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    名著『夕凪の街 桜の国』の著者の話題の新作。
    同じく広島を主題としたものであるが、今回は原爆投下前の日常に焦点を当てて描く。
    若い夫婦が見合い結婚をし、少しずつ情を通わせ、妻が婚家になじんでいく様子を慈しみ深く表現しながら、少しずつ、少しずつ、戦争の暗さが忍び寄ってくる(しかし、その暗さもふっとばす新妻のボケっぷりがいい)。

    最終巻に入り、戦局が悪しくなってくると同時に物語は一気に渦を巻いて流れ出し、登場人物も巻き込まれていく。

    淡々と読み進めていったが、最後の3ページで自分でも驚くくらいに突然、涙があふれ出した。

    そして、二度、三度、読み返すと気づかなかったたくさんの伏線に出会い、また感動を新たにした。

  3. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    なんだか泣けて、泣けて、しようがなかった。

    深い感動で、しばし、ぼうぜんとため息をついていた。

  4. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    下巻。
    21年1月までの広島。
    この巻で物語は終わる。

    すずさんの意思がいままでになく伝わってくる。

    姪も自分の右手も家族もなくしていく。
    戦争までなくしたとき激しく感情を爆発させた場面では、胸をギュッとしめつけられた。
    あのすずさんが吼えたのだ。

    一番悲しい巻だった。
    戦争の延長線上に現在があるということ、私たちは忘れてはならないんだということを。

  5. user より:
    この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

    呉と広島。
    今なら電車ですぐの距離だけど、遠かったんだなぁ。
    戦争中の普通の人の生活を、何かを失った時の虚脱感を、でもやっぱり光もあるんだってことを淡々と描いている。
    呉に行ったばかりなのでしみじみとした。
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