
ほんとうはすべて知っていた。
心の底流(undercurrent)が導く結末を。
夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。
やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。
穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。
映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。
「今、最も読まれるべき漫画はこれだ!
すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。
豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。
」――(谷口ジロー)


コメント
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
すなわち行間がある。
コマとコマの間に、描かれていない人物の表情があり、それが読み手に降りてくる。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
二人の人間の会話模様を描かせたら天下一品である。
二人のあいだの緊張、沈黙、終焉…その間合いの深みの素晴らしいこと。
物語作家の漫画家。
映画に仕立てるのは難しいだろうが、できればいいなと思う。
谷口ジローが帯推薦文を寄せているように、谷口ファンも愛する味わいだろう。
谷口より人間関係を描くのは巧いのでは。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
前回読んだ『珈琲時間』より
分かりやすい。
ストーリーが時系列に
流れてる、という意味で。
『人をわかるって
どういうことですか』
びぃぃぃんとくるヒトコト。
ややもすると この底知れない
哀しいような 不安な空気に
もってかれそうになるところを
サブじい、と 探偵山崎氏が
うまいこと 地面につなぎ止めてくれている。
ブレない傍観者ってんですかね。
ラストは『あぁ やっぱりこうなりますか・・・』
でも、なんか納得。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
正直なところそんなに大した話ではないけど、構図とか話の流れとか、すごい良いと思った。
アンダーカレント アフタヌーンKCDX
豊田徹也氏の作品は・・・今年(2019)の5月23日に読んだ…「珈琲時間(2009)」以来に読むなー。
暗い話ではなく、ほっこりと笑える部分があって。
面白く読めた。
おふろ屋がテーマな漫画も良いなーって。