寄生獣

激闘の末、後藤を倒した新一&ミギー。
しかし、それと引き換えに新一はミギーを失ってしまう。
共に助け合って来た友を失い、途方に暮れる新一。
そんな中、山中で起こる惨殺事件。
後藤はまだ生きている!
ミギーのいない今、対抗しうる手立ては無い。
しかし新一は独り、決意を固めた。
今、最後の戦いが始まる――!
ここに人類の是非を問う!
不朽のSF、堂々の完結。

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コメント

  1. user より:
    寄生獣(10) (アフタヌーンKC)

    なぜ生きるか
    どう暮らすか
    いろんなテーマが盛りだくさん

    いつ読んでも考えさせられる

  2. user より:
    寄生獣(10) (アフタヌーンKC)

    宿主である高校生のシンイチと、彼の右手に寄生したミギーが、人を喰らう寄生獣たちと闘うホラーバトル最終第十巻。

    後藤との戦いも終結。
    作者は違う結末も考えていたそうだが、やはりエゴと言われようと小さな人の意思を示した本書の終わり方が良いと思う。

    そして後藤との戦いの終わりの見せ方から、ミギーとの関係清算、最後の後日譚までの流れも秀逸。
    単にいい話にとどまらない、人が人の存在をかみしめる思索に富んだ締め括り。

    ”心に余裕(ヒマ)のある生物、なんとすばらしい!

  3. user より:
    寄生獣(10) (アフタヌーンKC)

    大人買いの一気読み。

    同僚ちゃんがリコメンドするだけありました。

    目からウロコ、な感じです。

    私はエコロジストではありませんが、地球にとって動物は寄生虫で、中でも人間は地球を構成してる大地や川を蝕む寄生獣…なんたなと。

    そう思うと、エボラ出血熱とかが、この寄生獣に思えてくる。

    ウィルス自体は弱い存在なのに、人間の体内に入った途端殺人鬼になるようで。

    勿論、撲滅されて欲しいですけどね。

    地球が生きていることを忘れてしまうと、人間は本当に死滅させられちゃうのかもしれないな…

    因みにテレビアニメは、かなり原作に忠実ですね。
    設定が現在なのでキャラクターがイケメンになってたりしてますけど。

    映画はどうかんだろ?

  4. user より:
    寄生獣(10) (アフタヌーンKC)

     圧倒的な「後藤」に対してミギーと新一は頭脳戦を仕掛けるが、間一髪でしくじり、新一は分離したミギーをその場に残して逃げ去るしかない。
    宿主から分離したパラサイトは早晩死ぬしかない。

     パラサイト同士はある程度の距離に近づけば互いに相手の存在を感知する能力を持っており、それゆえに新一とミギーは「後藤」から隠れることができないのだが、ミギーを失った新一を「後藤」は探知できないのが唯一の救い。
    そこで新一は孤独な老婆に助けられる。

     そのあと終盤までどんでん返しの連続といってもいいだろう。
    ミギーの力を失った新一には到底「後藤」に勝てる力はないのだが……。

     前巻で人類こそが寄生獣だという指摘を受けて、「後藤」を大自然の象徴と位置づけることによって、新一の勝機が見えてくるのである。
    そしてもっとも危険な敵は人間ということになる。
    それゆえ物語は何気ない日常の中に収束していくのだが。

     評者は繰り返し、永井豪『デビルマン』と対照してきたが、『デビルマン』では物語はハルマゲドンにまで膨張し、そして最後に不動明=デビルマンと飛鳥了=サタンとの静謐な対話が大戦とのコントラストの中に絶美を生む。
    『寄生獣』では日常の回帰の中に生ずる非日常のヒアトゥスが日常のかけがえのなさを浮き立たせる。
    ネガとポジみたいではあるが、作家の資質を超えて何か通底するものはあるような気がする、読後感の深さ。

  5. user より:
    寄生獣(10) (アフタヌーンKC)

    人間の体に寄生し人間を主食とする「寄生生物」達vs主人公と周囲の人間達の戦い。

    様々な問題を抱えた「人間」という存在を考え尽くす行為、そのものを表現した漫画。

    ある意味“人間代表”として孤独な戦いを続けた結果、最終的に主人公新一が到った境地、
    『他の生き物を守るのは人間自身がさびしいからだ 環境を守るのは人間自身が滅びたくないから』
    『人間の心には人間の満足があるだけなんだ でもそれでいいしそれがすべてだと思う』
    『人間の物差しを使って人間自身を蔑んでみたって意味がない』
    にものすごく納得した。

    地球や他の生物に害である「人間」を問いかけ続けながら、
    愛や勇気といった人間賛歌的な部分もしっかり表現するバランス感覚がすごい。

    作者が伝えたい思いと、物語が完全に一致している素晴らしい作品。

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