
『ゴッドサイダー』『メタルK』などの不条理バイオレンスで異彩を放った作家・巻来功士が、ジャンプ連載時の舞台裏を描く実録マンガ。
『北斗の拳』『シティーハンター』『キン肉マン』『ジョジョの奇妙な冒険』――名だたる名作マンガが連載していた80年代後期の少年ジャンプで体験した青春、葛藤、挫折を、編集者との関係性とともに赤裸々に綴る!
※本作は電子版です。
紙版にある巻末の対談は収録していません。
映画化 原作漫画
『ゴッドサイダー』『メタルK』などの不条理バイオレンスで異彩を放った作家・巻来功士が、ジャンプ連載時の舞台裏を描く実録マンガ。
『北斗の拳』『シティーハンター』『キン肉マン』『ジョジョの奇妙な冒険』――名だたる名作マンガが連載していた80年代後期の少年ジャンプで体験した青春、葛藤、挫折を、編集者との関係性とともに赤裸々に綴る!
※本作は電子版です。
紙版にある巻末の対談は収録していません。
コメント
コマ割りは20ページに対して100~110コマ
コマとコマの間、場面転換、心理描写を怠らないこと
カメラは据え置き5台に手持ちカメラ1台
が勉強になった
連載終了を幾度も経験した著者だからこその
なんとも言えない感覚を疑似体験できた
地味に成功したが故に自分のプライドに負けてしまった印象を受けた
それでも、たった一人で頑張れる姿もマネしようと思っても真似できないことであることも事実だなと思った
当時から思ってたけどやっぱりジャンプ向きでは無かったと思うんですよ。
巻末のカメラワーク視点の話も面白かったです。
個人的にあまりハマるような作家さんではなかったけれど、
どんなことを考え、どんな想いで作品を作ってきたのかが綴られていて、
やはり「ものを作る」というお仕事は大変だなぁと感じます。
そして、想いとともに大事なのが「出会い」「ご縁」なのだとも。
加えて、大御所というイメージがありましたが、本当ヒット作に恵まれなかったんだなぁ…というのもまた驚き。
話の内容自体も興味深くあるんですが、コメディ描写や人物描写(イケメンすぎる北条司や荒木飛呂彦等…)が面白すぎて、ふつうに面白く読んでしまいましたw
巻来氏は私よりも2歳上、私とは違い当時盛んにやっていた漫画賞の「最終候補作」の常連だった。
大学の頃は授業をサボってそればかりを描き、やがては大学中退をして上京して週間連載が直ぐ決まる、「それなりに才能ある作家」だった。
私は勘違いしていた。
画風からすっかり平松伸二の門下だと思っていたが、基本的にアシスタントをほとんど経験していない自分で作った画風だったのだ。
どちらにせよ、私は王道マンガを好んでいたからあんなアバンギャルドな絵もストーリーも好きじゃなかったが、現代に至るまで現役であるところがもはや凄いとはいえる。
ジャンプアンケート至上主義の批判は1ミリもない。
ここにあるのは、作家と編集者との関係のみである。
実名を載せることのできる編集者は実名で描き、そのための書き下ろし本だとは思うのだが、そんなに遠慮するようなことは描いていない。
要は「(ジャンプ編集の意向を尊重して)オレはもう強さを競うだけの単純な漫画なんて描かない!
戦って死んでもそのたびに友情や愛の力で蘇る漫画なんて描かない!
」とやっと自分の描きたいことを見つけて、青年誌に移って行くだけのお話なのである。
まあ、少年マンガ週刊誌から青年誌に移るのは、この当時はそんなにも大きな決心がいったということもショックである。
その過程で描かれる黄金期ジャンプの舞台裏の描写はそれなりに面白かった。
要は舞台裏と編集者との関係を描いたマンガに過ぎない。
この時期のマンガ家の、舞台裏マンガが次第と増えている。
石森章太郎ではないが、マンガはなんでもありなのだから、そういう記録的なマンガもあり、だとは私は思う。
ただ、もはや藤子不二雄Aみたいな記録的なマンガを描く資格のある人は数人ではなく数千人はいるのだから、これからマンガ家を目指す人は、これがマンガ家の全てだとは思わないように。